脇の下にしこりが…それ、脂肪腫かもしれません〜画像症例にてご紹介〜

今回は脇の下にできた脂肪腫について、ご紹介します。

来院から、手術内容、術後ケアまで、詳しくお伝えいたしますので、治療の参考にしていただければ幸いです。

なお、今回ブログにご協力頂きました患者様に心より感謝申し上げます。

脇の下にできたしこりが気になるとご来院

60代女性、脇の下にできたできものが気になり、ご来院。

数年前から脇の下にしこりのようなものを感じ、硬くもなく痛くもないため病院には行かなかったそうです。

しかし、少しずつ大きくなり、脇の下ということもあり、腕の上げ下げの際に気になるようになってきたため治療しようとインターネットで検索し、ご来院されました。

診察の結果、脂肪腫でした。

脇の下にできた脂肪腫

今回の患者様は、脇の下に2センチくらいのふくらみが出来ていました。触ると、しこりのように硬くはなく、柔らかく感じます。

数年前から出来でいたにもかかわらず、治療が先延ばしになってしまいました

脂肪腫の患者様の中には、今回の患者様のように、気にはなっていたけど病院にいかず、何年か経ってしまう患者様もいらっしゃいます。

その理由としては、硬いしこりではないこと、痛みがないことが挙げられます。

硬いしこりが出来ていると不安になる方が多いのですが、柔らかいと「悪性じゃないだろう」と思ってしまうようです。

また、脂肪腫が出来ても、大体の場合、痛みを感じないため「痛みがないなら大丈夫だろう」と、そのまま放置してしまいます。

しかしながら、脂肪腫は自然には治りません

時間が経つにつれ、ゆっくりですがだんだんと大きくなりますので、早めの治療をお勧めします。

※ご参考:脂肪腫(リポーマ)の治療料金

脂肪腫とは??〜原因から手術の流れまで〜

そもそも脂肪腫とは何なのでしょうか??

脂肪腫は、いわゆる脂肪のかたまりです

ここでは原因や後発部位、判断基準、手術の流れについて詳しく解説します。

脂肪腫の原因は?

脂肪腫は脂肪を蓄えた細胞が増えてできるのですが、詳しい原因は現在のところわかって
いません

熟した脂肪細胞には増殖能はありませんが、成人になっても、脂肪細胞へと分化しうる未分化の細胞が毛細血管の周囲には至るところで残っていて、脂肪細胞の供給源になっていると考えられています。

腫瘍性増殖は、このような未分化の細胞に何らかの異常が生じたものと想定されます。

しかし、脂肪腫の80%近くに何らかの染色体異常が見いだされているので、これらの染色
体異常によって導かれた遺伝子異常が脂肪細胞への分化と増殖に関わっているものと推測
されます。

※ご参考:脂肪腫(リポーマ)とは ~原因や症状をイチから解説~

脂肪腫に痛みはある?

脂肪腫は、通常は痛みが生じません。

しかし、場所によっては神経を圧迫し、痛みを伴うこともあるため注意が必要です

大きさは、直径1cm程度の小さいものから直径10cm以上の大きいものまであります。

脂肪腫ができやすい場所は?

今回の患者様は、脇の下に脂肪腫が認められました。

できやすい部位は首、肩、背中。次いで大腿や下腿、臀部(おしり)などです。

顔面、頭皮、下腿、足などは比較的まれです。

複数できることもあります

また、脂肪腫の多くは皮膚と筋肉の間にできるのですが、筋肉の中や筋肉と筋肉の間、骨の間などにもできることもあります。

なお、脂肪腫は、基本悪性ではないですが、大きければ大きいほど傷口は大きくなります。

手術というと、怖く感じる方も多くいらっしゃいますが、小さければ小さいほど、傷口も小さく済みます。気になった時点で、お早めのご来院をお勧めします。

脂肪腫の診察・鑑別(判断基準)について

脂肪腫のほとんどは診察だけで診断できます。

しかし、脂肪腫によく間違われる疾患もあります。

次の4つです。

  • ガングリオン
  • 粉瘤(アテローム)
  • 滑液包炎(かつえきほうえん)
  • 神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)

これらは非腫瘍性、腫瘍性といった違いはありますが、いずれも良性の腫瘍です。

それぞれよく間違われますが、いろいろな症状が少しずつ違っております。

たとえばできる場所、痛み、皮膚の色、弾力それぞれことなります。

※詳しくはこちらをご覧ください:脂肪腫(リポーマ)と類似する疾患

脂肪腫の診察から手術までの流れ

当院での脂肪腫治療は、下記の流れとなっております。(日帰り手術前提の流れとなりま
す)

1:初診

まず当院医師の診察の後、画像検査が可能な提携医療機関でのMRI検査を予約になります。

※検査は後日となりますが、予約制で迅速に手配可能です。
※手術日もあわせてご予約いただけます。

なお、画像検査ができる提携機関は、主要駅に20箇所所在しております。(※ご参考:大学病院・総合病院との連携

患者様のご都合に合わせ、ご希望の場所をご案内させていただきますので、ご相談くださ

2:MRI検査

提携医療機関でMRI検査を受診していただきます。

※データは当院へ転送されます。
※検査はおおよそ時間通りに終了しますので、仕事の合間などでも検査可能です。

3:日帰り手術

当院で再診し、手術を行います。

基本的に入院することはなく、その日のうちにお帰りいただけます。

脇の下に出来た脂肪腫の手術の様子

それでは画像を交えながら脂肪腫手術の流れをご説明いたします。

①該当箇所へのマーキング

まず脂肪腫がある部分にマーキングをします

当院では、目立ちにくい傷跡を実現するべく、極力小さな範囲でマーキングを行うよう努めております。

②麻酔注射と切開

次に麻酔の注射をして、脂肪腫の直上の皮膚を切開します。

注射に苦手意識がある患者様もいらっしゃるため、当院では極細の針を使用して局所麻酔を行うなど、痛みへの配慮も行っております。

どうしても痛みが気になるという方には、個別にご対応を行っておりますので、ご相談いただけますと幸いです。

麻酔も数分で効いてきます。

③腫瘍の摘出

次に、腫瘍を摘出します。

指とピンセットを扱いながら、取り残しがないように、脂肪腫を摘出していきます。

④止血と縫合

できものを取り除いた部分は空洞になり血が溜まり易いので、しっかりを止血を行い、縫合を行います。

そして、必要に応じ、ドレーンと呼ばれる管を入れ血が溜まらない様にします。

ガーゼ伸縮テープで圧迫固定をして終了です。

⑤抜糸

最後に、抜糸をします。

縫合方法によっては縫い合わせが露出しないようにすることも可能な場合があります

当院では、術後の治りの早期化を目指し、細い糸を使い的確に縫い合わせていきます。

術後の傷跡と注意事項

術後の傷跡の様子としては、直後は赤みが目立ちますが、時間経過に伴ってだんだんと引いていきます。

術後は、当日、翌日ぐらいまで痛みがありますので、痛み止めの内服薬を処方いたします。

飲酒・運動については、患者様の状態によりますが、少なくとも3日から1週間は飲酒しないほことが好ましいです。

また、出血の可能性があるため、手術当日・翌日の運動は控えていただきたいと考えております。それ以降は普段通りでもよい場合がありますので、医師にご相談ください。

さらに、入浴については、手術部位、傷の大きさにもよりますが、縫合したときは翌日からシャワーを許可できる場合がございます。

術後の様子

1週間ほど経つと赤みも引き、一か月後には傷跡が目立たなくなる場合があります。

抜糸時期は部位や大きさにもよりますが、手術後7~14日が目安です。

手術後の傷跡を気にされる方がいらっしゃいますが、脇の下などの服を着れば目立たない部分でも、肌に傷跡が残ることには変わりありませんので、当院は傷跡が目立ちにくくなるよう配慮をしております

脂肪腫手術はアイシークリニック新宿院へ

アイシークリニックは日本形成外科学会認定形成外科専門医のもと、チーム体制で皮膚治療を行っております。

また、患者様のご負担を考慮し、手術中の痛みの軽減を目指しており、術後の傷跡にも細心の注意を払い治療を行うようにしております。

ご不安に感じる部分は医師が丁寧に説明いたしますので、脂肪腫の皮膚科治療・形成外科治療をご希望の方は是非当院へご相談ください。

アイシークリニック新宿院
診療予約・お問い合わせ

脂肪腫手術費用の目安は、保険適用・3割負担にて7,000~25,000円です。(部位・大きさなどによって変動することがあります。初診料・再診料・処方料等は別途かかります。) 傷跡は、手術的にお取りするため全く傷が残らないということはありえませんが、できるだけ目立たない方法をご提案しております。手術後は通常、当日、翌日あたりまで痛みがあります。また、出血の可能性があるため、手術当日の入浴は控えていただきます。処方薬でのアレルギー症状など副作用がある方もおられます。再発のリスクもゼロではないため、診察時に医師より丁寧にご説明させていただきます。


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