肩は脂肪腫の好発部位。一般的な診察から手術の流れを実例でご紹介(画像あり)

今回は肩にできた脂肪腫について、ご紹介します。

画像を交えながら、来院から手術内容、術後ケアまで、詳しくお伝えいたしますので、治療の参考にしていただければ幸いです。

なお、今回ブログにご協力頂きました患者様に心より感謝申し上げます。

肩にできたできものが気になるとご来院

50代男性、肩にできたできものが気になり、ご来院。

知人の方に、脂肪腫を当院で治療された方がいたそうで、たぶん脂肪腫だろうから診てもらったほうが良いと言われいつか行こうと考えていたそうです。

3年くらい前から気になってはいたものの、痛みはなかったため病院には行かなかったそうです。しかし、1年前くらいから、ふくらみが大きくなったのが服の上からでもわかるようになりインターネットで当院を見つけ、ご来院されたそうです。

肩にポッコリとできた脂肪腫

今回の患者様は、肩にぽっこりと、柔らかいできものが出来ていました。

大きさとしては3センチ程です。

脂肪腫・リポーマの手術症例(肩・50代男性・20180126)1

脂肪腫の料金や副作用、リスクに関する注意書き脂肪腫の料金や副作用、リスクに関する注意書き

なお、脂肪腫の症状の中には、痛みを感じないものもあります。

その場合、痛みによる緊急性を感じず、すぐに治療に行こうと思わない患者様がおられます。

また、大きくなるまでに数年かかることがあるため、悪い腫瘍ではなさそうだと治療を先延ばしにされる患者様もいらっしゃいます

しかしながら、脂肪腫は自然には治りません。

時間が経つにつれ、ゆっくりですがだんだんと大きくなります

傷跡を小さく済ませるためにも、早めの治療をお勧めします。

脂肪腫とは何? 脂肪の塊です!

体に、しこりができたとして「あ、これは脂肪腫だ」などと分かる人などほとんどいません。

大体の方が、なんかこぶみたいのができたなと思うくらいです

そもそも脂肪腫とは??

脂肪腫とは体にできる、ぽっこりとふくらんだやわらかいしこりのようなもの

中身は脂肪のかたまりです。良性の腫瘍で、通常は痛みもありません。

そしてこれは誰にでも、また体のどこにでもできる可能性があります。

皮膚との癒着はなく、多くみられる一般的なできものです。

よく、粉瘤・アテロームと混同されることもあります

皮膚は上から表皮・真皮・皮下脂肪組織があり、さらにその下に筋肉や骨がありますが、ほとんどの脂肪腫は皮下脂肪の層に発生します。

幼少のころに発生し、だんだんと何年もかけてい大きくなる場合が多いとされ、通常痛みが生じません。

しかし、場所によっては神経を圧迫し、痛みを伴うこともあるため注意が必要です

※ご参考:脂肪腫(リポーマ)とは

肩にできる脂肪腫は好発部位?できやすい場所は?

今回の患者様は、肩に脂肪腫が認められました。

実は、肩は脂肪腫の好発部位と言われています

基本的に脂肪腫は身体のどこにでもできますが、できやすい部位は首、肩、背中。次いで大腿や下腿、臀部(おしり)などです。顔面、頭皮、下腿、足などは比較的まれです。

大きさも様々で、直径1センチメートル程度の小さなものから、直径10センチメートル以上の症例もあります。

稀に、複数できることもあります

脂肪腫の診察・鑑別(判断基準)について

脂肪腫によく間違われる疾患は大きく分けて4つあります。

  • ガングリオン
  • 粉瘤(アテローム)
  • 滑液包炎(かつえきほうえん)
  • 神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)

なお、「軟部腫瘍」とは、軟部組織 (臓器や骨組織以外の組織)に発生する腫瘍の総称をさします。

脂肪腫も軟部腫瘍の疾患の1つです

これらは非腫瘍性、腫瘍性といった違いはありますが、いずれも良性の腫瘍です。

それぞれ、間違われることがありますが、いろいろな症状が少しずつ違っております。

できる場所、痛み、皮膚の色、弾力それぞれ異なります。

※詳しくはこちら:脂肪腫(リポーマ)と類似する疾患

脂肪腫の診断のために、超音波検査、CT検査、MRI検査などによる画像検査を行い判断していきます。

アイシークリニック新宿院では、患者様に分かりやすく説明をしながら診察することを心がけております。

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アイシークリニックに電話で予約(0120-780-194)

肩にできた脂肪腫の診察から手術までの流れ

当院での脂肪腫治療は、下記の流れとなります。(日帰り手術前提の流れとなります)

①初診

まず当院医師の診察後、画像検査専門の提携医療機関でのMRI検査を予約していただきます

※検査は後日となりますが、予約制で迅速に手配可能です。
※手術日もあわせてご予約いただけます。

なお、画像検査ができる提携機関は、主要駅に20箇所所在しております。

患者様のご都合に合わせ、ご希望の場所をご案内させていただきます。

②MRI検査

提携医療機関でMRI検査を受診していただきます。

※データは当院へ転送されます。
※検査はおおよそ時間通りに終了しますので、仕事の合間などに検査に行かれる方も多くいらっしゃいます。

③日帰り手術

当院で再診し、手術を行います。

入院することなく、その日のうちにお帰りいただけます。

肩に出来た脂肪腫の手術の様子

それでは画像を交えながら脂肪腫手術の流れをご説明いたします。

①該当箇所へのマーキング

まず脂肪腫がある部分にマーキングをします。

当院では、目立ちにくい傷跡を実現するべく、極力小さな範囲でマーキングを行うよう努めております。

脂肪腫・リポーマの手術症例(肩・50代男性・20180126)2

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②麻酔注射と切開

次に麻酔の注射をし、脂肪腫の直上の皮膚を切開します。

麻酔は数分で効いてきます。

脂肪腫・リポーマの手術症例(肩・50代男性・20180126)3

脂肪腫の料金や副作用、リスクに関する注意書き脂肪腫の料金や副作用、リスクに関する注意書き

注射に苦手意識がある患者様もいらっしゃるため、当院では極細の針を使用して局所麻酔を行うなど、痛みへの配慮も行っております。

どうしても痛みが気になるという方には、個別にご対応を行っておりますので、ご相談いただけますと幸いです。

③腫瘍の摘出

腫瘍を摘出します。

指とピンセットを臨機応変に扱いながら、取り残しがないように、優しく摘出していきます。

脂肪腫・リポーマの手術症例(肩・50代男性・20180126)4

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④止血と縫合

できものを取り除いた部分は空洞になり血が溜まり易いので、しっかり止血を行い、縫合を行います。

脂肪腫・リポーマの手術症例(肩・50代男性・20180126)5

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そして、必要に応じ、ドレーンと呼ばれる管を入れ血が溜まらない様にします

ガーゼと伸縮テープで圧迫固定をして終了です。

脂肪腫・リポーマの手術症例(肩・50代男性・20180126)6

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⑤抜糸

抜糸をします。

縫合方法によっては縫い合わせが露出しないようにすることも可能な場合があります

当院では、術後の治りの早期化を目指し、細い糸を使い的確に縫い合わせていきます。

脂肪腫・リポーマの手術症例(肩・50代男性・20180126)7

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術後の傷跡と注意事項

術後の傷跡の様子です。

直後は赤みが目立ちますが、時間経過に伴ってだんだんと引いていきます。

脂肪腫・リポーマの手術症例(肩・50代男性・20180126)8

脂肪腫の料金や副作用、リスクに関する注意書き脂肪腫の料金や副作用、リスクに関する注意書き

当日、翌日ぐらいまで痛みがありますので、痛み止めの内服薬を処方いたします。

飲酒・運動については、患者様の状態によりますが、少なくとも3日から1週間は飲酒しないほことが好ましいです。

また、出血の可能性があるため、手術当日・翌日の運動は控えていただきたいと考えております。それ以降は普段通りでもよい場合がありますので、医師にご相談ください。

さらに、入浴については、手術部位、傷の大きさにもよりますが、縫合したときは翌日からシャワーを許可できる場合がございます

術後の様子

1週間ほど経つと赤みも引き、一か月後には傷跡が目立たなくなる場合があります。

抜糸時期は部位や大きさにもよりますが、手術後7~14日が目安です。

手術後の傷跡を気にされる方がいらっしゃいますが、肩などの服を着れば目立たない部分でも、肌に傷跡が残ることには変わりありませんので、当院では傷跡が目立ちにくくなるよう配慮をしております

脂肪腫手術はアイシークリニック新宿院へ

アイシークリニックは日本形成外科学会認定形成外科専門医のもと、チーム体制で皮膚治療を行っております。

また、患者様のご負担を考慮し、手術中の痛みの軽減を目指しており、術後の傷跡にも細心の注意を払い治療を行うようにしております。

ご不安に感じる部分は医師が丁寧に説明いたしますので、脂肪腫の皮膚科治療・形成外科治療をご希望の方は是非当院へご相談ください。

監修者

  • 金沢大学医学部医学科卒業、金沢大学附属病院勤務
  • 金沢医科大学病院形成外科勤務
  • 金沢医科大学形成外科助教
  • 金沢医科大学大学院医学研究科修了、富山県立中央病院形成外科部長
  • 2018年12月よりアイシークリニック新宿院院長就任
  • 日本形成外科学会形成外科専門医、医学博士

  • 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 東京大学医学部付属病院勤務
  • 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
  • 日本整形外科学会、東日本手外科学会、末梢神経学会、日本職業・災害医学会
  • 日本整形外科学会整形外科専門医

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