首にできたしこりの正体は脂肪腫!手術方法を実際の症例で解説します

今回は首にできた脂肪腫について、ご紹介します。

画像を交えながら、来院から、手術内容、術後ケアまで、詳しくお伝えいたします。

治療の参考にしていただければ幸いです。

なお、今回ブログにご協力頂きました患者様に心より感謝申し上げます。

「首にしこりのようなものがある」とのお悩みでご来院

30代男性、数年前から柔らかいふくらみが気になり始め自然に治ると思っていたところ、なかなか治らず、不安に思いインターネットで調べたそうです。

検索した際に「脂肪腫」を見つけ、患者さまと症状が似ていたためご来院されたとのこと。

「しこり」というと、コリコリした硬いイメージをもっていたそう。
しかし、実際に患者様にできた「しこり」は柔らかいうえ、急に大きくなったわけではなかったため、すぐに病院に行こうとは思わなかったそうです。

首にできた脂肪腫の様子

今回の患者様は、首にぽっこりと、柔らかいふくらみが出来ていました。

脂肪腫・リポーマの手術症例(首・30代男性・20180127)1

触ると弾力があります。範囲としては数センチ。

脂肪腫の症状として、痛みを感じない症例のほうが多くあります。
今回の患者様も、気になって自分でよく触っていたものの、特に痛みも感じなかったため
病院に行こうと思わなかったそうです。

そもそも脂肪腫とは?

そもそも、「脂肪腫」とはなんだかお分かりでしょうか?

あまりピンとこない方のほうが多いと思いますので、簡単にご説明します。

脂肪腫の症状

脂肪腫とは、体にできる、ぽっこりとふくらんだやわらかいしこりのようなもので、中身は「脂肪のかたまり」です。

良性の腫瘍で、通常は痛みもありません。
そして、脂肪腫は誰にでも、また体のどこにでもできる可能性があります。
皮膚との癒着はなく、多くみられる一般的なできものです。

※ご参考:脂肪腫(リポーマ)とは ~原因や症状をイチから解説~

その点、粉瘤(アテローム)と混同されることもありますが、粉瘤とは違って、化膿したり臭いを放つことはありません。

皮膚は上から表皮・真皮・皮下脂肪組織があり、さらにその下に筋肉や骨がありますが、ほとんどの脂肪腫は皮下脂肪の層に発生します

また、幼少のころに発生し、何年もかけて大きくなる場合が多いとされています。

通常は痛みが生じない脂肪腫ですが、場所によっては神経を圧迫し、痛みを伴うこともある
ため注意が必要です。

脂肪腫のできやすい場所は? ~首は好発部位?~

今回の患者様は「首」に脂肪腫が認められましたが、脂肪腫ができやすい場所はあるのでし
ょうか?

基本的に、脂肪腫は身体のどこにでもできますが、できやすい部位は首、肩、背中。
次いで大腿や下腿、臀部(おしり)などといわれております。
顔面、頭皮、下腿、足などは比較的まれです。

大きさも様々で、直径1センチメートル程度の小さなものから、直径10センチメートル以
上の症例もあります。

脂肪腫の診察・鑑別(判断基準)について

脂肪腫によく間違われる疾患は多数あります。
たとえば、下記のようなものが挙げられます。

  • ガングリオン
  • 粉瘤(アテローム)
  • 滑液包炎(かつえきほうえん)
  • 神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)

これらは非腫瘍性、腫瘍性といった違いはありますが、いずれも良性腫瘍です。
それぞれ、よく間違われますが、いろいろな症状が少しずつ違っているため、注意が必要です。
※ご参考:脂肪腫の特徴って? ~類似する疾患と比較しながら徹底解説~

上記のように類似する疾患が多い脂肪腫の治療においては、正しい鑑別が必要不可欠となります。

では、脂肪腫はどのように診察を行い、手術にいたるのでしょうか?

脂肪腫の診察から手術までの流れ

治療にあたっては、「そもそも患者様の症状が脂肪腫なのかどうか」という判断を行うための診察を受けていただきます。

その後、臨床症状と診察をあわせ、画像検査専門の提携医療機関での画像検査(エコー検査・CT検査・MRI検査)を予約をしていただきます。

この診察と検査を経て、患者様にとって最善の治療方法を判断いたします。

なお、当院では基本的に日帰り手術を行なっていますので、初診時に、日帰り手術前提の当院再診を予約いただくことが可能です。

さらに、もし手術に局所麻酔ではなく全身麻酔が必要と思われる場合や、悪性腫瘍(脂肪肉腫)であると考えられる場合は、提携先の総合病院や大学病院、癌センターなどを紹介させていただくことが可能です。

当院では、患者様に分かりやすく説明をしながら診察を進めてまいりますので、どうぞご安心ください。

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首に出来た脂肪腫の手術の様子【症例画像あり】

それでは、首に出来た脂肪腫手術を、実際の症例写真を用いながらご説明します。

①該当箇所へのマーキング

脂肪腫がある部分にマーキングをします。当院では、形成外科専門の医師が皮膚切開のデザインは最小であるよう徹底的にこだわります。

②麻酔注射と切開

麻酔の注射をし、できものの直上の皮膚を切開します。
麻酔が苦手な方も多いと思います。アイシークリニック新宿院では、麻酔の痛みを最小限に抑えるために極細の針を用いるなどの工夫をしておりますのでご安心ください。
切開はできものの3分の2くらいの長さになります。

脂肪腫・リポーマの手術症例(首・30代男性・20180127)2

③腫瘍の摘出

腫瘍を摘出します。
指とピンセットを臨機応変に扱いながら、優しく摘出していきます。

脂肪腫・リポーマの手術症例(首・30代男性・20180127)3

④止血と縫合

できものを取り除いた部分は空洞になり血が溜まり易いので、しっかりを止血を行い、縫合を行います。
そして、必要に応じ、ドレーンと呼ばれる管を入れ血が溜まらない様にします。

ガーゼと伸縮テープで圧迫固定をして終了です。

脂肪腫・リポーマの手術症例(首・30代男性・20180127)4

⑤抜糸

抜糸をします。
縫合方法によっては縫い合わせが露出しないようにすることも可能です。
非常に細い糸を使い的確に縫い合わせていきますので、術後の治りも早いです。

脂肪腫・リポーマの手術症例(首・30代男性・20180127)5

術後の傷跡と、注意事項

当日、翌日ぐらいまで痛みがありますが、小さい傷(1cm以下)の場合ほとんど痛みはな
いようです。
※痛み止めの内服薬を処方します。

飲酒・運動については少なくとも3日程度、できれば1週間は飲酒しないほうが好ましいです。
飲酒すると明らかに傷の治りを悪くします。
また、出血の可能性があるため、手術当日・翌日の運動は控えていただきたいと考えてお
ります。それ以降は普段通りでかまいません。
入浴については、手術部位、傷の大きさにもよりますが、縫合したときは翌日からシャワ
ーを許可しています。

術後1週間後の様子

1週間ほど経つと赤みも引き、徐々に綺麗な肌へと蘇っていきます。

抜糸時期は部位や大きさにもよりますが、手術後7~14日が目安です。

脂肪腫・リポーマの手術症例(首・30代男性・20180127)6

多くの患者様は、手術後の傷跡を気にされます。

その点、アイシークリニックは、手術後の仕上がりの美しさに徹底的にこだわります

実際に、多くの患者様から思っていたより目立たずキレイだと喜びの声をいただいております。

脂肪腫手術はアイシークリニック新宿院へ

アイシークリニック新宿院は東京23区内外から多くの患者様がご来院されます。

職場が新宿という方以外にもアクセスのしやすさから、東京都内、代々木、外苑、四谷、
神田、上野、渋谷、六本木、恵比寿、広尾、中野、池袋、豊洲、品川をはじめ、埼玉、大
宮、横浜、千葉、など関東近郊からも患者様が多くご来院されます。

また先日は、北海道より当院へお越しいただいた方もいます。

脂肪腫でお困りの方は是非一度当院へご相談ください。

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