背中にできた脂肪腫が痛い!血管脂肪腫の手術方法を実例で解説【医師監修】

今回は背中にできた脂肪腫について、ご紹介します。

画像を交えながら、来院から、手術内容、術後ケアまで、詳しくお伝えいたします。

治療の参考にしていただければ幸いです。

なお、今回ブログにご協力頂きました患者様に心より感謝申し上げます。

背中のふくらみが痛い!!とご来院

40代男性、背中にできたできものが痛くて仕方がないとご来院。

できもの自体は前から気になっていたものの、一か月くらい前から痛みも伴い始め、病院に行こうと思いインターネットで調べたそうです。

脂肪腫で検索してみたところ、基本的に痛みはあまりないと書かれていたサイトを見たため、悪性の腫瘍ができてしまったのかと大変不安に思ったそうです

脂肪腫の中には、まれに、血管脂肪腫という血管成分の多い良性の腫瘍があります

今回の患者様は、診断の結果、血管脂肪腫でした。

背中にできた血管脂肪腫の様子

今回の患者様は、背中に小さいできものが出来ていました。

大きさは、2センチほどでした。

触ると少ししこりのように硬さがあります。

脂肪腫・リポーマの手術症例(肩・40代男性・20180125)1

通常「脂肪腫」というと、柔らかかったり弾力があることが多いのですが、「血管脂肪腫」においては、少し硬さを感じることが多いです。 

次に、血管脂肪腫と脂肪腫の違いについて説明いたします。

脂肪腫と血管脂肪腫、違いは何??

そもそも脂肪腫とは体にできる、ぽっこりとふくらんだやわらかいしこりのようなものです

良性の腫瘍で、通常は痛みもありません。

体のどこにでもできる可能性があります。

皮膚との癒着はなく、多くみられる一般的なできものです。

皮膚は上から表皮・真皮・皮下脂肪組織があり、さらにその下に筋肉や骨がありますが、ほとんどの脂肪腫は皮下脂肪の層に発生します

幼少のころに発生し、何年もかけてい大きくなる場合が多いとされています。

その脂肪腫の中の約10パーセントを血管脂肪腫が占めるといわれています。

通常の脂肪腫は痛みなどの自覚症状がなく、ゆっくり増大する軟らかな腫瘍であるのに対して、血管脂肪腫では痛みが認められることが多いのが特徴の一つです

また血管脂肪腫は脂肪腫より境界がはっきりとしていて、触るとやや硬い感じがし、腫瘍が発生してから大きくなるまでの期間が短いことも特徴です

※ご参考:脂肪腫(リポーマ)とは

なぜ血管脂肪腫ができるの?? できやすい場所は??

今回の患者様のように、血管脂肪腫は中高年の男性に好発します

部位としては、上肢、下肢、腰腹部にしばしば多発しますが、頭部、顔面、手のひら、足底に発生することはまれといわれています。

血管脂肪腫は繊維質の薄い膜に包まれてできていることが一般的で、赤色が混じった白色をしています

顕微鏡で組織を検査した場合、さまざまな割合で脂肪組織と毛細血管組織から構成されています。

血管脂肪腫が発生する詳しい原因は、不明です。

元々ある血管腫が脂肪組織内に侵入して血管脂肪腫になるという説や、脂肪腫として発生した組織の辺縁にある血管が外的刺激で血栓を生じ、内皮細胞が増殖して血管脂肪腫になるという説などがあります。

また、血管脂肪腫は、単発性の皮下組織にできる通常の脂肪腫と比べしばしば1人の患者様に多発することが特徴です

残念ながら、一度発生すると自然に消えることはまずありません。

アイシークリニック新宿院では、脂肪腫・血管脂肪腫の治療を専門に治療を行っておりますので、安心してご来院ください。

血管脂肪腫の診察・鑑別(判断基準)について

血管脂肪腫はほとんどの場合は皮膚症状だけで判断できます

脂肪腫と似たできものはありますが、できる場所、痛み、皮膚の色、弾力それぞれことなります。

診断のために、超音波検査、CT検査、MRI検査などによる画像検査を行い判断していきます。

アイシークリニック新宿院では、患者様に分かりやすく説明をしながら診察していきますのでご安心ください。

参考:脂肪腫(リポーマ)と類似する疾患

脂肪腫の診察から手術までの流れ

治療にあたっては、まずそもそも患者様の症状が血管脂肪腫なのかどうかという判断を行うための診察を受けていただきます。

その後、臨床症状と診察をあわせ、画像検査専門の提携医療機関での画像検査の予約をして頂きます

画像検査にはエコー検査・CT検査・MRI検査があります。

この診察を経て、患者様にとって最善の治療方法を判断いたします。

患者様の不安を取り除くため、患者様に適した手術方法を選択するため、患者様にしっかりと手術のご説明をするために、当院ではこの工程を非常に大切にしています。

また、初診時に日帰り手術前提の当院再診を予約します。

当院では、基本的に日帰り手術を行なっています

また、手術に局所麻酔ではなく全身麻酔が必要と思われるもの、悪性腫瘍(脂肪肉腫)であると考えられる場合などは、提携先の総合病院や大学病院、癌センターなどを紹介させていただくことが可能です。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

※ご参考:大学病院・総合病院との連携

背中に出来た血管脂肪腫の手術の様子

それでは血管脂肪腫の手術について画像を交えてご説明いたします。

①該当箇所へのマーキング

血管脂肪腫がある部分にマーキングをします。

当院では、傷口が最小で済むように形成外科専門の医師が皮膚切開のデザインは最小であるよう徹底的にこだわります

②麻酔注射と切開

麻酔の注射をし、血管脂肪腫の直上の皮膚を切開します。

麻酔が苦手な方も多いと思います。

アイシークリニック新宿院では、麻酔の痛みを最小限に抑えるために極細の針を用いるなどの工夫をしておりますのでご安心ください。

切開はできものの3分の2くらいの長さになります。

脂肪腫・リポーマの手術症例(肩・40代男性・20180125)2

③腫瘍の摘出

腫瘍を摘出します。

脂肪腫・リポーマの手術症例(肩・40代男性・20180125)3

指とピンセットを臨機応変に扱いながら、優しく摘出していきます。

脂肪腫・リポーマの手術症例(肩・40代男性・20180125)4

摘出すると血流に富んでいるため通常の脂肪腫よりもやや赤っぽく見えます。

脂肪腫・リポーマの手術症例(肩・40代男性・20180125)6

④止血と縫合

できものを取り除いた部分は空洞になり血が溜まり易いので、しっかりを止血を行い、縫合を行います

脂肪腫・リポーマの手術症例(肩・40代男性・20180125)7

そして、必要に応じ、ドレーンと呼ばれる管を入れ血が溜まらない様にします。

ガーゼと伸縮テープで圧迫固定をして終了です。

⑤抜糸

抜糸をします。

縫合方法によっては縫い合わせが露出しないようにすることも可能です

非常に細い糸を使い的確に縫い合わせていきますので、術後の治りも早いです。

脂肪腫・リポーマの手術症例(肩・40代男性・20180125)8

術後の傷跡と注意事項

当日、翌日ぐらいまで痛みがありますが、小さい傷(1cm以下)の場合ほとんど痛みはないようです。

※痛み止めの内服薬を処方します。

飲酒・運動については、少なくとも3日程度は安静に、特に飲酒についてはできれば1週間は開けたほうが好ましいです

また、出血の可能性があるため、手術当日・翌日の運動は控えていただきたいております。

それ以降は普段通りでかまいません。

入浴については、手術部位、傷の大きさにもよりますが、縫合したときは翌日からシャワーを許可しております。

術後1週間後の様子

1週間ほど経つと赤みも引いてきました。

だんだんときれいな肌へと蘇っていきます。

抜糸時期は部位や大きさにもよりますが、手術後7~14日が目安です。

患者様の多くは、手術後の傷跡を気にされる方がおおくいらっしゃいます

男性の方でも、体に傷跡が残ることを心配されるかたは多いです。

手術後の仕上がりの美しさに徹底的にこだわるのが、アイシークリニックの大きな特徴の一つです。

多くの患者様から、傷跡が残らず、きれいだと喜びの声をいただき、うれしい限りです。

血管脂肪腫手術はアイシークリニック新宿院へ

アイシークリニック新宿院は東京23区内外から多くの患者様がご来院されます。

職場が新宿という方以外にもアクセスのしやすさから東京都内、代々木、外苑、四谷、神田、上野、渋谷、六本木、恵比寿、広尾、中野、池袋、豊洲、品川をはじめ、埼玉、大宮、横浜、千葉、など関東近郊からも患者様が多くご来院されます。

また先日は、北海道より当院へお越しいただいた方もいます。

血管脂肪腫でお困りの方は是非一度当院へご相談ください。

アイシークリニック新宿院
診療予約・お問い合わせ



カテゴリーから症例紹介を探す



タッチしてお電話ください 0120-780-194 24時間365日対応
トップへ戻る