脂肪腫(リポーマ)とは

脂肪腫(リポーマ)の定義や原因など、基礎知識の解説ページです。 「脂肪腫って具体的にどういうもの?」「脂肪腫にはどういった症状が見られる?」といった疑問をお持ちの方は、是非本ページをご参考ください。
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本ページの目次

脂肪腫(リポーマ)の定義

脂肪腫とは、脂肪細胞からなる良性軟部腫瘍(極めてまれに悪性(脂肪肉腫)のものがあります)で、いわゆる「脂肪のかたまり」です

皮膚との癒着はなく、多くみられる一般的なできものです。

粉瘤・アテロームと混同されることもありますが、化膿したり臭いを放つことはありません。

→粉瘤との違いについては「脂肪腫(リポーマ)と類似する疾患」をご参照のこと

脂肪種(リポーマ)とはの画像

脂肪腫(リポーマ)の原因

脂肪腫は脂肪を蓄えた細胞が増えてできるのですが、詳しい原因は現在のところわかっていません

熟した脂肪細胞には増殖能はありませんが、成人になっても、脂肪細胞へと分化しうる未分化の細胞が毛細血管の周囲には至るところで残っており、脂肪細胞の供給源になっていると考えられています。

腫瘍性増殖は、このような未分化の細胞に何らかの異常が生じたものと想定されます。

しかし、脂肪腫の80%近くに何らかの染色体異常が見いだされているので、これらの染色体異常によって導かれた遺伝子異常が脂肪細胞への分化と増殖に関わっているものと推測されます。

脂肪腫(リポーマ)の症状

脂肪腫(リポーマ)の症状の特徴3点

脂肪腫の一般的な症状としては、下記の3点が挙げられます。

  1. 通常は、痛みやかゆみはない
  2. 皮膚のふくらみやしこりを感じて受診されるケースが多い
  3. 大きさは、直径1cm程度の小さいもの~直径10cm以上の大きいものがある

皮膚は上から表皮・真皮・皮下脂肪組織があり、さらにその下に筋肉や骨がありますが、ほとんどの脂肪腫は皮下脂肪の層に発生します。

通常痛みが生じない脂肪腫ですが、場所によっては神経を圧迫し、痛みを伴うこともあるため注意が必要です

皮膚の上から触ると分かるほどの塊で、ゴムのように柔らかい感触が特徴です。

また、稀ではありますが、複数できることもあります。

脂肪腫(リポーマ)は筋肉内にできることも

ごく稀に、筋肉内(筋肉の中や筋肉と筋肉の間)にできることもあります。

ただし、筋肉の間にできても、痛みや運動障害などの原因となることはまれです。

できものの直上の皮膚には変化はなく、皮膚の下に弾力のあるしこりとして見られてきます。

脂肪腫を放置するとどうなるのか

脂肪腫は増殖して大きくなるもの。

良性腫瘍ではありますが、ソフトボール大まで成長することもあります。

手術によって摘出しない限り自然になくなったりはしません。

そのため早めの治療・摘出手術をお勧めします。

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痛みがある脂肪腫? 血管脂肪腫とは

また、痛みを伴うものとして、「血管脂肪腫」と呼ばれるものがあります。

これは、直径が1~2cm程度の小さなもので血管成分に富み、摘出すると血流に富んでいるため通常の脂肪腫よりもやや赤っぽく見えます。

血管脂肪腫の特徴は、単発性の皮下組織にできる通常の脂肪腫と比べしばしば1人の患者様に多発すること。

血管脂肪腫は、盛り上がりがはっきりとしていて、脂肪腫よりもやや固いと言われています。また、圧迫感があり、痛みが伴います

脂肪腫と間違えやすい疾患についてはこちらをご参照ください。

脂肪腫の発症部位、発症時期、発症しやすいタイプについて

脂肪腫(リポーマ)の発症部位

脂肪腫は身体のどこにでもできます。

できやすい部位は首、肩、背中。次いで大腿や下腿、臀部(おしり)などです。

顔面、頭皮、下腿、足などは比較的まれです。

症例紹介ページをご参照のこと

脂肪種の発症部位について

脂肪腫(リポーマ)の発症時期

発生時期は幼少時と考えられています。

ただし、緩徐に発育するため発見は遅く、20歳以下には稀で、40~50歳代に多く見られます。

脂肪腫(リポーマ)が発症しやすいタイプ

女性・肥満者に多いと言われています。

また、初期症状はなく、徐々に大きくなった段階でコブとして気づきます。

数年かけて大きくなるのが一般的で、数ヶ月単位で急に大きくなった場合は悪性腫瘍も考えなければなりません。

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