耳垂裂手術について

耳垂裂(じすいれつ)の手術に関する解説ページです。
耳垂裂の治療法って?」「耳垂裂の手術にはどのような方法があるの?」「耳垂裂の手術の流れ、術後経過はどんなもの?」といった疑問をお持ちの方は、是非本ページをご参考ください。
※ご来院をご希望の方は、お電話(0120-780-194)もしくはお問い合わせフォームよりご予約いただきますようよろしくお願いいたします。」

本ページの目次

耳垂(耳たぶ)の形成術は難度が高い

耳たぶは耳介(じかい)のなかでも毛髪に隠れにくいため、変形が目立ちやすい部分です。
そのため、傷を目立たせないよう治療は丁寧で正確な技術によって慎重に行う必要があります。

耳垂裂の形成術には陥凹(かんおう)やノッチ(切れ込みやくぼみ)を作らないように様々な工夫がなされています。
特に先天性耳垂裂は非常に多様な形態を呈するため、分類法や治療法も様々な報告がなされています。

耳垂(耳たぶ)の形成術 ~3つの方法~

耳垂裂の治療方法は大きく分けて以下の3つです。

①直線法

耳垂裂・切れ耳・ピアス穴の裂けた部分に沿って皮膚を切り再び縫い合わせる方法です。
切除する面積が最も小さいため、耳たぶが小さくなりにくく、左右差が出にくいのが特徴です。

利点としては、最も単純で短時間で終了する方法であるとともに、切除する面積が少ないため耳たぶが小さくなりにくく、左右差が出にくいことです。
また、注意点としては、時間の経過とともに傷跡が縮むことでおしりのようなくびれができてしまい、仕上がりが美しくない場合があることが挙げられます。

耳垂裂の手術1_直線法の画像

②Z形成術

形成外科では最も多く用いられる形成術の一つです。

線状の傷による引きつれ(瘢痕拘縮)が生じた場合に多く用いられます。
図に示したように、まずは傷の両脇に二カ所の切り込みを入れます。
そして三角形の皮膚を各々入れ替えることにより、アルファベットのZの様な傷となり延長効果が出ることからZ形成術と呼ばれます。

耳垂裂の手術2_Z形成術の画像

③W形成術

耳たぶの縁の部分にW字型(実際にはV字型)の傷を作ります。

図のように、線状の傷の両脇に小さなジグザグの切開を行います。
傷を切り取り、残ったジグザグとした傷を丁寧に縫い合わせます。
W形成術を行うことで直線の傷は小さなジグザグの傷に変化します。直線の傷に比べてジグザグの傷は目立ちにくいため、傷跡を出来るだけ目立たないようにしたい方にはこのような手術を行います

耳垂裂の手術3_W形成術の画像

ご参考:耳垂ケロイド・粉瘤(耳の変形、耳のできもの)に関して

ピアスのトラブルは切れ耳だけではありません。ピアスケロイドも耳が変形してしまい問題となります

ケロイドとは、傷や感染、外傷などが治る過程において、炎症の程度が強かったり治りが悪かったりして慢性的な炎症が続くことで、肉芽組織と呼ばれる固いしこりのような組織ができてしまうことです。

例えば、ピアスの穴に感染を起こしたり、長時間ピアスを付け続けたり、耳に負担がかかるような大きなピアスをつけていたりすることでケロイドが出来てしまいます。
また、体質によってケロイドが出来やすい方もいます。

耳ケロイド(ピアスケロイド)の治療には、内服薬や外用薬、注射などによる治療もありますが、改善がない場合は手術による形成術を行う場合があります。

手術を行った部分がさらにケロイドになることもあるため、専門のクリニックでのご相談をすることが望ましいです。

アイシークリニックの耳垂裂手術

アイシークリニックのこだわり

アイシークリニックでは美しく目立たない傷跡にこだわり、治療を行っています
当院には、目立ちにくい傷跡の実現に必要な下記の特長があります。

  1. 髪の毛よりも細い糸を使用することで、細かく丁寧な縫合が可能
  2. 幅広い手術方法から専門の医師が最適な方法を選択
  3. 耳介形成を専門とする形成外科、皮膚科、整形外科など複数の科の専門医が所属
  4. 綺麗な傷跡だけではなく、痛みを最小限にとどめる治療を徹底
  5. 年間数百件の耳垂裂の手術実績
    (東北や沖縄など日本全国から、手術を受けるため患者様がご来院されています)

耳垂裂・切れ耳の手術の流れ(一例)

以下に、アイシークリニックでの耳垂裂手術の流れを例示いたします。

①手術前は、ぱっくりと耳たぶが裂けてしまっている状態。

耳垂裂・切れ耳の手術の流れについて1

②縫い合わせる部分に印をつけます。

耳垂裂・切れ耳の手術の流れについて2

③傷口の様子を見て、アイシークリニック新宿院の医師が丁寧に治療いたします。

耳垂裂・切れ耳の手術の流れについて3

④手術1週間後の様子。

耳垂裂・切れ耳の手術の流れについて4

⑤抜糸後の様子抜糸直後は赤みが残りますが、切れた部分は綺麗にくっつきます。

耳垂裂・切れ耳の手術の流れについて5

⑥傷の赤みは3か月ほど残りますが、次第に薄くなり、ほぼ目立たなくなります。

耳垂裂・切れ耳の手術の流れについて6

耳垂裂手術に関するその他情報

耳垂裂の手術時間

約30分です。

アイシークリニックでは、耳介形成を専門とする形成外科担当の医師たちが創部の仕上がりが美しく、出来るだけ目立たないよう最善を尽くします。

手術時の痛み

耳垂裂手術は 局所麻酔で行うため、痛みはほとんど感じません。

最初の痛み止めの麻酔注射時に、ほんの少し痛みを感じる程度です。麻酔が効いてからはほとんど痛みを感じずに手術を終えることが可能です。

手術後の腫れ

手術後の腫れは約1週間程度で消失します。

浮腫みは1~2週間は気になる場合があります。完成は約6か月です。
傷の赤みは3か月ほどありますが、次第に薄くなり、ほぼ目立たなくなります。

術後の抜糸の時期

術後7~14日に行います。

細い糸で縫っているため抜糸もほとんど痛みを感じません。

手術後の合併症について

手術後の合併症には、下記のようなものがあります。

  1. 埋没した吸収糸の露出:抜糸を行います。
  2. 感染:非常に稀ですが、傷の痛みが続く・発熱や傷の腫れがひかない・傷の熱感がひけない・傷から浸出液が出るなどといった感染の症状が出現した場合は早めに受診してください。抗生剤による治療、膿がたまっている場合は小切開排膿を行い、感染源の摘出が必要となる場合があります。
  3. ケロイド:個人の体質によってはケロイド状になることがあります。その場合はケロイドに対する内服、注射、局所療法などを行います。
  4. 肥厚性瘢痕:傷跡が赤く盛り上がることがあります。必要時クリーム、注射、内服薬治療を行います。
  5. 万が一、必要があれば切除再縫合で改善を図ります。
  6. 血腫:血腫を生じると除去が必要な場合があります。

ただし、上記の合併症が起こる可能性は非常に稀なケースです。

万が一、このような症状が出現した場合は当院で速やかに対応させていただきますのでご安心ください。

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