今回は右肩にできた粉瘤治療・手術(表皮嚢腫・アテローム)について、ご紹介いたします。
画像を交えながら、来院から、手術内容、術後ケアまで、詳しくお伝えいたしますので、
治療の参考にしていただければ幸いです。
なお、今回ブログにご協力頂きました患者様に心より感謝申し上げます。
肩に気になるしこり、治らないなら粉瘤かも
今回ご来院されたのは、30代男性。肩に気が付くと盛り上がったしこりのようなものができていたということでした。
粉瘤は良性腫瘍ですが、自然に治ることはありません。
最初は小さなサイズであっても月日が経つと次第に大きくなっていくのです。
炎症を起こし赤くはれ上がることもあります。そのため早期に摘出手術をする必要があります。
化膿している場合は、まず抗生物質を処方し、1週間ほどお飲みいただく場合もあります。
その後、再度ご来院いただき、化膿が治まっていると判断した後に、手術をさせていただきます。
なぜなら、化膿した状態で手術を行うと、出血が多くなったり、傷痕が目立ってしまうリスクがあるためです。
患者様の負担を出来る限り減らして、なるべくきれいな傷痕となるように、患者様の状態に応じて、その時々の、最善の流れを取らせていただいております。
今回の患者さまは、炎症も少ないため、即日手術をすることになりました。
自然には治らない粉瘤
やはり顔や首、背中などにできるとほとんどの方が最初はニキビと勘違いされます。
粉瘤は自然に治らないため、しばらく経つと気になり受診されますが、だんだんと次第に大きくなっていきますので、早めの受診が肝心です。
顔や首などの、見た目が気になる部分では、手術をしたら、傷跡が気になり躊躇されるかたもいらっしゃいますが、粉瘤は手術にて摘出しない限り治りません。
しかし、粉瘤治療では早めの段階で診察に来る方は少ないです。
粉瘤に関する勘違いには、次のようなものがあります。
粉瘤を、ニキビやできものと間違える
大体の方が、ニキビ、おできなどのものだろうと思いこんでしまいます。
ある日、炎症が起きてから病院に駆け込むことになりかねません。
粉瘤とニキビの違いについてはこちらをご覧ください。
粉瘤は自然に治る?
粉瘤は自然には治りません。必ず手術で摘出する必要があります。
粉瘤を自分で潰しても大丈夫?
自分で潰すことは絶対に避け、医療機関を受診してください。
無理に潰したりすると、傷口から細菌が入り込み感染を招き、炎症を起こして痛みを伴うようになってしまいます。
繰り返しになりますが、粉瘤は自然に治らないうえ、次第に大きくなっていきますので、早めの受診が可能です。
当院では、傷跡が目立ちにくく、きれいに治る手術法を採用しております。不安に感じる部分も丁寧にご説明させていただきます。
当院では、粉瘤を専門に治療を行っておりますので、手術の経験も実績も豊富です。
よくある質問をまとめておりますので、こちらもご覧ください。
粉瘤治療・手術はアイシークリニック新宿院
繰り返しになりますが、粉瘤は自然に治らないうえ、次第に大きくなっていきますので、早めの受診が肝心です。
アイシークリニック新宿院では、傷跡が目立ちにくく、きれいに治る手術法を採用しております。不安に感じる部分も丁寧にご説明させていただきます。
くり抜き法を用いた患者様の負担を最小限に考えた粉瘤手術
当院ではまず問診・視診をしたあと、必要に応じ画像診断を行います。診断が確定した場合、診察状況に応じて当日に日帰り手術が可能です。
当院では粉瘤の手術をくり抜き法で行っております。
粉瘤は切開手術も可能ですが、傷跡を小さく目立たなくするためにくり抜き法で治療を行っております。
粉瘤手術の流れは4ステップ
粉瘤手術の流れについて解説します。
当院ではおおよその場合、下記の手順で手術を行います。
- 局所麻酔
- くり抜き法を用いた施術
- 粉瘤の取出し
- 縫合または防水シート
ではそれぞれ見ていきましょう。
詳しく知りたい方はこちらの記事もオススメです。
極細の針を使用。痛くない局所麻酔
手術の際、痛みをとても気にされる方が多くいらっしゃいます。当院では手術の際に、局所麻酔を行います。
まずは、麻酔です。注射に苦手意識のある患者様が大勢いらっしゃいます。
どうぞご安心ください。アイシークリニック新宿院では、極細の針を使用しております。最小限の痛みしか感じません。
なので、皆様苦痛を感じることなく、注射を終えられていらっしゃいます。
麻酔はほんの数十秒で効いてきます。その間お待たせすることはなく、スムーズに作業が進められていきます。
トレバンという器具を用いた粉瘤を摘出手術
次の写真は専用のトレバンという器具を使用し、くり抜き法で手術を行っている写真です。
くり抜き法は切開法に比べ、傷が小さく済むため縫合も必要ないのです。
アイシークリニック新宿院では患者様のご負担の軽減を最優先に考え、くり抜き法で治療を行っております。
この「くり抜き法」は、傷が小さく患者様の負担の少ない手術として、患者様から大変ご好評いただいてます。
粉瘤は取り残しがあると再発する可能性を持っています。
したがって、取り残しのないように慎重に行っていきます。
アイシークリニック新宿院の医師は、粉瘤治療においてプロフェッショナルでございますので、どうぞご安心してお任せください。
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術後の傷跡はほとんど目立たない。アイシークリニックの粉瘤治療
アイシークリニック新宿院では表皮腫瘍・表皮嚢腫の治療を多く行っております。
顔や首など治療が難しい箇所にできた粉瘤も傷跡を最小限にする方法で治療ができます。
今回の手術も、右肩にあったすべての粉瘤を取り出し終えることができました。
予後について2点ほどお伝えしたいことを書きます。
手術翌日から、シャワーが可能
粉瘤摘出後は、外科用の透明フィルムやガーゼ、または絆創膏を貼る、などの対応になります。
なお、手術翌日からシャワーは可能です。ただし日常生活の中では、防水シートが剥がれた場合は、傷口を清潔に保つために、やさしく洗ってください。
術後状態確認
当院では、経過を確認するために、手術後に、再度ご来院いただくこともございます。
傷跡は、手術後2〜4週間ほどでふさがります。
目立たなくなり、カサブタができた後は過度な刺激を与えないようにしてお過ごしいただき、カサブタが取れれば、どんどん綺麗な状態へ治っていきます。
傷跡が目立たないという点、患者様から多くのお喜びの言葉が寄せられております。
私共も大変嬉しく思っております。
粉瘤治療はアイシークリニック新宿院
アイシークリニック新宿院は東京23区内外から多くの患者様がご来院されます。
職場が新宿という方以外にもアクセスのしやすさからその結果、、東京都内、代々木、外苑、四谷、神田、上野、渋谷、六本木、恵比寿、広尾、中野、池袋、豊洲、品川をはじめ、埼玉、大宮、横浜、千葉、など関東近郊からも患者様が多くご来院されます。
また先日は、北海道より当院へお越しいただいた方もいます。
粉瘤(表皮嚢腫・アテローム)でお困りの方は是非一度当院へご相談ください。