粉瘤・アテロームの手術症例(肩・30代男性・2016/11/18)

今回は右肩にできた粉瘤治療・手術(表皮嚢腫・アテローム)について、ご紹介いたします。

画像を交えながら、来院から、手術内容、術後ケアまで、詳しくお伝えいたしますので、

治療の参考にしていただければ幸いです。

なお、今回ブログにご協力頂きました患者様に心より感謝申し上げます。

肩に気になるしこり、なかなか治らないなら粉瘤かも

今回ご来院されたのは、30代男性。肩に気が付くと盛り上がったしこりのようなものができていたということでした。

粉瘤は良性腫瘍ですが、自然に治ることはありません。

最初は小さなサイズであってもそのまま放置していると、大きくなっていってしまう可能性があります。

炎症を起こし赤くはれ上がることもあります。そのため早期に摘出手術をすることをおすすめします

化膿している場合は、まず抗生物質を処方し、1週間ほどお飲みいただく場合もあります。

その後、再度ご来院いただき、化膿が治まっていると判断した後に、手術をさせていただきます。なぜなら、化膿した状態で手術を行うと、出血が多くなったり、傷痕が目立ってしまうリスクがあるためです。

患者様の負担を出来る限り減らすことと、なるべく傷痕を目立ちにくくすることを目指し、患者様の状態に応じて治療方法を検討させていただきます。

今回の患者さまは、炎症も少ないため、即日手術をすることになりました

粉瘤・アテロームの手術症例(肩・30代男性・20161118)1

粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き

自然には治らない粉瘤

粉瘤は自然に治らないため、しばらく経ってなかなか治らないと気になり始め、受診されるかたがいらっしゃいますが、放置すると状態が悪化してしまう可能性があるため、早めに医療機関にご相談されることをおすすめします。

顔や首などの、デリケートな部分では、手術をするとなると傷跡が気になり躊躇されるかたもいらっしゃいますが、粉瘤は手術にて摘出しない限り治りません。

しかし、粉瘤は自己判断が難しい部分があるため、早めの段階での診察を受けないかたもいらっしゃいます。

粉瘤に関する自己判断の難しさの原因としては、次のようなものがあります。

初期の粉瘤は、ニキビやできものと見た目が似ている

粉瘤を、ニキビ、おできなどのものだろうと思いこんでしまうかたがいらっしゃいます。

そうして放置してしまうと、炎症が起きてから病院に駆け込むといったことになる可能性が高くなります。

粉瘤とニキビの違いについてはこちらをご覧ください。

粉瘤は自然に治る?

粉瘤は自然には治りません。医療機関に早めにご相談され、手術で摘出することをおすすめします。

粉瘤について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

粉瘤を自分で潰しても大丈夫?

自分で潰すことは避け、医療機関で早めに受診されることをおすすめします。

無理に潰したりすると、傷口から細菌が入り込み感染を招き、炎症を起こして痛みを伴うようになってしまうことがあります。

アイシークリニックでは、粉瘤、脂肪腫、耳垂裂の日帰り手術・保険診療を行なっております。

よくある質問をまとめておりますので、こちらもご覧ください。

粉瘤治療・手術はアイシークリニック

繰り返しになりますが、粉瘤は自然に治らないうえ、放置していると状態が悪化してしまう可能性があるため、早めの医療機関での受診をおすすめします。

アイシークリニックには、日本形成外科学会認定形成外科専門医が所属しておりますので、不安に感じる部分も丁寧にご説明させていただきます。

お問い合わせはこちら

くりぬき法を用いた、傷跡への配慮を心がけた粉瘤手術

当院ではまず問診・視診をしたあと、必要に応じ画像診断を行います。診断が確定した場合、診察状況に応じて当日に日帰り手術も可能な場合があります。

当院では粉瘤の治療に際して、くりぬき法は切開法よりも傷跡への配慮をしやすいと考えており、日帰り手術を目指すためにも、患者様の状態を踏まえた医師の判断に応じて、くりぬき法をご提案することがあります。
※ くりぬき法を簡単にご説明しますと、皮膚に穴を開け、そこから粉瘤を取り除くという手法です。

粉瘤手術の流れは4ステップ

粉瘤手術の流れについて解説します。

当院ではおおよその場合、下記の手順で手術を行います。

  1. 局所麻酔
  2. くり抜き法を用いた施術
  3. 粉瘤の取出し
  4. 縫合または防水シート

ではそれぞれ見ていきましょう。

詳しく知りたい方はこちらの記事もオススメです。

粉瘤(アテローム)の手術について

痛みを軽減させることを目指した局所麻酔

手術の際、痛みを気にされる方がいらっしゃいます。

アイシークリニックでは、患者様の痛みにも配慮して、局所麻酔による手術を実施しています。※ さらに、極細の針を使用するなどの工夫をし、注射時の痛みの軽減も目指しています。
患部の状況、体調などの影響も含め、痛みの感じ方には個人差がありますが、当院では患者様のご負担を軽減すべく、痛みを感じにくい手術を目指しています。

トレバンという器具を用いた粉瘤を摘出手術

次の写真は専用のトレバンという器具を使用し、くり抜き法で手術を行っている写真です。

粉瘤・アテロームの手術症例(肩・30代男性・20161118)2

粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き

今回の症例では、術後の縫合の必要はありませんでした。
※ただし、症状や摘出した位置によっては縫合させていただくこともあります。

粉瘤・アテロームの手術症例(肩・30代男性・20161118)3

粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き

粉瘤は取り残しがあると再発する可能性を持っています。
したがって、可能な限り取り残しのないように慎重に行っていきます。

アイシークリニックには、日本形成外科学会認定形成外科専門医が所属しておりますので、粉瘤治療に関してご不明点ありましたらお気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら

術後の傷跡への配慮を心がけたアイシークリニックの粉瘤治療

アイシークリニックでは表皮腫瘍・表皮嚢腫の治療を行っております。

顔や首などデリケートな箇所にできた粉瘤も、傷跡に対しての配慮を心がけた方法で治療させていただきます

今回の手術も、右肩にあった粉瘤を取り出し終えることができました。

予後について2点ほどお伝えしたいことを書きます。

手術後の注意点

粉瘤摘出後は、外科用の透明フィルムやガーゼ、または絆創膏を貼る、などの対応になります。

術後の状況により個人差はありますが、手術の翌日からシャワーが可能な場合がありますので、術後に医師にご確認ください。

日常生活の中では、防水シートが剥がれた場合は、傷口を清潔に保つために、やさしく洗ってください。

術後状態確認

当院では、経過を確認するために、手術後に、再度ご来院いただくこともございます。

術後一定期間が過ぎれば、ほとんどの場合は、穴が開いている部分はカサブタで覆われていきます。その後は、過度な刺激を与えないようにしてお過ごしいただき、カサブタが取れれば、段階的に目立ちにくくなっていきます。

粉瘤治療はアイシークリニック

アイシークリニックには、日本形成外科学会認定形成外科専門医が所属しており、粉瘤、脂肪腫、耳垂裂の日帰り手術・保険診療を行なっております。
当院では粉瘤の治療に際して、くりぬき法は切開法よりも傷痕への配慮をしやすいと考えております。患者様のご負担を軽減し日帰り手術を目指すためにも、患者様の状態を踏まえて、くりぬき法をご提案することがあります。
デリケートな箇所にできた粉瘤も、傷痕への配慮を心がけながら、治療させていただきます。
不安に感じる部分は丁寧にご説明しますので、粉瘤(表皮嚢腫・アテローム)でお困りの方は是非一度当院へご相談ください。

監修者

  • 東京大学医学部医学科卒業
  • 東京大学医学部附属病院勤務を経て、2014年10月〜当院治療責任者

  • 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 東京大学医学部付属病院勤務
  • 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
  • 日本整形外科学会、東日本手外科学会、末梢神経学会、日本職業・災害医学会
  • 日本整形外科学会整形外科専門医

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