粉瘤・アテロームの手術症例(太もも・20代男性・2016/11/8)

今回は左足の太ももにできた粉瘤(表皮嚢腫・アテローム)の手術でした。

画像を交えながら、来院から手術内容、術後ケアまで、わかりやすくお伝えしますので、治療の参考にしていただければ幸いです。

ブログにご協力して下さった患者様に心より感謝します。

痛みを伴う、太ももにできた粉瘤の治療

20代男性の患者様。

太ももにできたニキビのようなものが治らずご相談に来られました。

はじめは小さいニキビのようなものだったので、自然に治るものと思いそのまま放置されていたそうです。

その後も気にはなっていたようなのですが、なかなか時間も取れずにいるうちに次第に大きくなってしまったそうです。

粉瘤・アテロームの手術症例(太もも・20代男性・20161108)1

粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き

診察の結果、粉瘤でした。

粉瘤ができてしまった場合、医療機関での手術で摘出しましょう。

粉瘤治療でご来院される方の中には、「痛みがひどいため我慢できない、すぐに手術をしてもらえませんか」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、なぜ、そのような状態になるまで放置してしまう方がいらっしゃるのでしょうか?

粉瘤に関する勘違いには、次の3つのようなものがあります。

粉瘤を「できもの」や「ニキビ」と間違える

単なるできもの、おでき、脂肪のかたまりと考え、放置してしまう例です。

ある日、炎症や化膿が起きてから病院に駆け込むことになりかねません。

粉瘤とニキビの違いについてこちらの記事もご覧ください:粉瘤と尋常性痤瘡(ニキビ)の違い

粉瘤は自然に治るもの??

病院に行かなくても、ニキビのように、そのうち治るだろうと気にしないかたもいらっしゃいます。

しかし、基本的に粉瘤は自然には治りません。手術で摘出しましょう。

詳しくはこちらの記事もご覧ください:粉瘤(アテローム)の治療法

粉瘤は自分で潰しても大丈夫??

自分で潰すことは避け、医療機関を受診しましょう。

ニキビのようなものだろう、気になるからと言って無理に潰したりする方もいらっしゃいます。しかし、無理に潰すと細菌が入り込み感染を招き、炎症を起こして痛みを伴うようになってしまう可能性があります。

炎症を起こした粉瘤について詳しく知りたい方はこちらもおすすめです:炎症性(化膿性)粉瘤とは

繰り返しになりますが、基本的に粉瘤は自然に治らないうえ、状態が悪化して次第に大きくなっていってしまう場合もありますので、早めの受診をおすすめします

手術となると、傷跡が気になる方もいらっしゃると思います。特に顔回りなど、目立つところでは、手術跡が残るのであれば、放置しておいたほうがよいかもと考えてしまう方もいらっしゃいます。

当院では粉瘤の治療に際して、くりぬき法は切開法よりも傷痕への配慮をしやすいと考えており、日帰り手術を目指すためにも、患者様の状態に対する医師の診断結果に応じて、くりぬき法をご提案することがあります。
デリケートな箇所にできた粉瘤も、傷痕への配慮を心がけながら、治療させていただきます。

ご不安に感じる部分もあると思いますが、担当の医師が丁寧にご説明させていただきます。まずはお気軽にご相談ください。

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くりぬき法という粉瘤治療

今回の患者様の場合はくりぬき法で治療を行うことになりました。

くりぬき法を簡単にご説明しますと、皮膚に穴を開け、そこから粉瘤を取り除くという手法です。 以下にくり抜き法の手術法の流れをご説明します。

粉瘤手術の概観について詳しく知りたい方はこちらもご参照ください
粉瘤(アテローム)手術について

粉瘤手術の流れ

当院ではおおよその場合、下記の手順で手術を行います。

  1. 局所麻酔
  2. くり抜き法を用いた施術
  3. 粉瘤の取出し
  4. 縫合または防水シート

それぞれ詳しく説明していきます。

痛みの軽減を目指した治療方法

まずは局所麻酔を行います。

手術の際、痛みを気にされる方がいらっしゃいます。当院では手術の際に、局所麻酔を行います。

注射というと苦手意識のある方がいらっしゃいますが、当院では極細の針を使用するなどの工夫をし、注射時の痛みの軽減も目指しています。
患部の状況、体調などの影響も含め、痛みの感じ方には個人差がありますが、当院では患者様のご負担を軽減すべく、痛みを感じにくい手術を目指しています。

トレパンという器具を使った粉瘤摘出

くりぬき法では専用のトレパンという器具を使用し、粉瘤を摘出していきます。

以下はトレパンで穴を開けた後の写真です。

粉瘤・アテロームの手術症例(太もも・20代男性・20161108)2

粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き

切開したあと、ピンセットにて粉瘤を取り出していきます。

取り残しのないように慎重に行っていきます。

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粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き

粉瘤は良性の腫瘍ですが、ニキビとは違い自然に治ることはありません。手術にて摘出する必要があります。

時間がたつと患者様のように少しずつ大きくなり、炎症を起こすこともあります。

気になる症状がある場合は、早めのご来院をお勧めいたします。

今回は手術の部位や摘出した粉瘤の状態により、縫合させていただくことになりました。

当院では、経過を確認するために、手術後再度ご来院いただくこともございます。

傷痕は、段階的に目立ちにくくなっていきます。
粉瘤というのは手術的にお取りするものなので、残念ながら全く傷痕が残らないということはありえませんが、可能な限り傷痕を目立ちにくくすることを目指しています。

アイシークリニックでは表皮腫瘍・表皮嚢腫の治療を行っております。
顔や耳などのデリケートな箇所にできた粉瘤も、傷跡に細心の注意を払いながら治療を行わせていただきます。

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粉瘤治療はアイシークリニック

アイシークリニックは日本形成外科学会認定形成外科専門医のもと、チーム体制で皮膚治療を行っております。

また、局所麻酔に極細針を使用して痛みを軽減することや、手術中もほとんど痛みがないことを目指しており、術後の傷跡にも細心の注意を払い治療を行います。

不安に感じる部分は医師が丁寧にご説明しますので、粉瘤や脂肪腫など皮膚科治療・形成外科治療をご希望の方は是非当院へご相談ください。

スタッフ一同お待ちしております。

監修者

  • 東京大学医学部医学科卒業
  • 東京大学医学部附属病院勤務を経て、2014年10月〜当院治療責任者

  • 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 東京大学医学部付属病院勤務
  • 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
  • 日本整形外科学会、東日本手外科学会、末梢神経学会、日本職業・災害医学会
  • 日本整形外科学会整形外科専門医

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