粉瘤・アテロームの手術症例(後頭部・40代男性・2016/11/11)

後頭部にできた粉瘤の手術治療についてご紹介します。

画像を交えながら、来院から手術内容、術後ケアまで、詳しくお伝えいたします

治療の参考にしていただければ幸いです。

記事の作成にご協力いただいた患者さまには心よりお礼申し上げます。

頭部にできたしこりのような粉瘤

40代男性患者様です。

後頭部にニキビのようなものができ気になりはじめ、ご相談のため来院されました

ぷっくりと膨らみ始めています。

最初はニキビのようなものかと思っていらっしゃったようですが、診察の結果、粉瘤でした。

粉瘤・アテロームの手術症例(後頭部・40代男性・20161111)1

粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き

後ろ側ですが、毎日髪を洗う時になどに触れるため、気になっていたそうですが、いずれ治ると思っていたそうです。

ニキビでしたら自然に治る場合もありますが、粉瘤は基本的に自然には治りません。

放置しておくと状態が悪化し、炎症を起こす可能性があります。

粉瘤は早期に治療をしましょう!

粉瘤は気が付いた段階で早期に治療をすることをおすすめします。

一度できてしまった場合には、基本的に医療機関での手術で摘出するしかありません。

当院では患部の状態と医師の診断結果次第で、当日に手術の対応をさせていただく場合もあります。

今回の患者様の場合は炎症もなかったため、当日での対応をさせていただきました。

後頭部ということで傷跡の状態が気になるようでしたが、当院での手術症例などをご説明させていただきました。

粉瘤というのは手術的にお取りするものなので、残念ながら全く傷痕が残らないということはありえませんが、可能な限り傷痕を目立ちにくくすることを目指しています。

粉瘤に関する勘違い

粉瘤でお悩みの方の中には、「放置し続けていたら痛みがでてきた。急いで手術をして欲しい」と病院に駆け込んで来られる方もいらっしゃいます。

このように放置してしまう理由の1つに粉瘤に関する勘違いがあります。

粉瘤を、ニキビやできものと間違える

ニキビ、おでき、脂肪の塊と考え放置してしまう例です。

ある日、炎症が起きてから病院に駆け込むことになりかねません。

※ご参考:粉瘤とイボの違い、その他のおできについて

粉瘤は自然に治るもの?

粉瘤は基本的に自然には治りません。手術で摘出しましょう。

※ご参考:粉瘤(アテローム)の治療法

粉瘤は自分で潰しても大丈夫?

自分で潰すことは避け、医療機関を受診しましょう。

気になるからと言って無理に潰したりすると、細菌が入り込み感染を招き、炎症を起こして痛みを伴うようになってしまうことがあります。

※炎症を起こした粉瘤に関するご参考:炎症性(化膿性)粉瘤とは

繰り返しになりますが、粉瘤は基本的には自然に治らないうえ、次第に大きくなっていく場合がありますので、早めの受診をおすすめします。

当院では、傷跡に細心の注意を払い治療を行います。不安に感じる部分も丁寧にご説明させていただきます。

当院では日本形成外科学会認定形成外科専門医のもと、手術・診察を行っております。

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患者様のご負担軽減を目指した治療法

「くりぬき法」という粉瘤治療

「くりぬき法」は「切開法」よりも傷跡への配慮をしやすいと考えており、当院では日帰り手術を目指すためにも、患者様の状態を踏まえて、くりぬき法をご提案することがあります。

当院ではおおよその場合、下記の手順で手術を行います。

  1. 局所麻酔
  2. くりぬき法を用いた施術
  3. 粉瘤の取出し
  4. ガーゼを貼って帰宅

それぞれ詳しく説明していきます。

※詳細はこちらの記事:粉瘤(アテローム)手術について

極細の針を使用した局所麻酔

手術の際、痛みを気にされる方がいらっしゃいますが、当院では手術の際に、局所麻酔を行います。

注射というと苦手意識のある方がいらっしゃいますが、当院では極細の針を使用するなどの工夫をし、注射時の痛みの軽減も目指しています。
患部の状況、体調などの影響も含め、痛みの感じ方には個人差がありますが、当院では患者様のご負担を軽減すべく、痛みを感じにくい手術を目指しています。

また、麻酔はほとんどの場合数十秒で効いてきますので、その間お待たせすることなくスムーズに作業を進められるよう努めています。

くり抜き法を用いた手術

手術は専用のトレパンという器具を使用し、粉瘤を摘出していきます。

切開したあと、ピンセットにて粉瘤を取り出していきます。

粉瘤は取り残しがあると再発する可能性を持っているため、取り残しのないように慎重に行っていきます。

アイシークリニックは日本形成外科学会認定形成外科専門医のもと、手術・診察を行っており、手術は細心の注意を払って行います。

アイシークリニックの粉瘤治療

粉瘤を取り出し終えると、手術前に見られた皮膚のふくらみはなくなり、小さな穴だけの状態になります。

今回の症例では、術後の傷跡は小さく、縫合の必要はありませんでした。

術後の注意点

粉瘤摘出後は、ガーゼを当てて終了となります。

お風呂に関しては、手術当日は出血のリスクがあるため、入浴は控えていただきます。

翌日以降はシャワー浴にて石けんで傷を洗っていただいておりますが、お風呂・プールは清潔でないため、約1週間は、シャワーのみでお願いいたします。

ただし、その際少しでも異常や不安を感じた場合はすぐに当院にご連絡・ご相談ください。

術後状態確認

当院では、経過を確認するために、手術後再度ご来院いただくこともございます。

穴が開いている部分はカサブタで覆われていきます。
その後は、過度な刺激を与えないようにしてお過ごしいただき、カサブタが取れれば、段階的に目立ちにくくなっていきます。

粉瘤というのは手術的にお取りするものなので、残念ながら全く傷痕が残らないということはありえませんが、可能な限り傷痕を目立ちにくくすることを目指しています。

粉瘤治療はアイシークリニック

アイシークリニックは日本形成外科学会認定形成外科専門医のもと、チーム体制で皮膚治療を行っております。

また、患者様のご負担を考慮し、手術中の痛みの軽減を目指しており、術後の傷跡にも細心の注意を払い治療を行うようにしております。

ご不安に感じる部分は医師が丁寧に説明いたしますので、粉瘤や脂肪腫など皮膚科治療・形成外科治療をご希望の方は是非当院へご相談ください。

監修者

  • 東京大学医学部医学科卒業
  • 東京大学医学部附属病院勤務を経て、2014年10月〜当院治療責任者

  • 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 東京大学医学部付属病院勤務
  • 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
  • 日本整形外科学会、東日本手外科学会、末梢神経学会、日本職業・災害医学会
  • 日本整形外科学会整形外科専門医

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