粉瘤・アテロームの手術症例(耳たぶ・30代男性・2016/9/30)

耳たぶにできた粉瘤治療についてご紹介します。

画像を交えながら、来院から手術内容、術後ケアまで、わかりやすくお伝えしますので、治療の参考にしていただければ幸いです。

ブログにご協力して下さった患者様に心より感謝します。

耳たぶにできた粉瘤治療

30代男性患者様、耳たぶにぽっこりとできた粉瘤の治療をご希望されました。

当院では患部の状態と医師の診断結果次第で、当日に手術の対応をさせていただく場合もあります。
患者様の場合、炎症が見られなかったことからも、そのまま当日に対応させていただきました。

粉瘤・アテロームの手術症例(耳たぶ・30代男性・2016930)1

粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き

粉瘤は放置しておくと炎症を起こしてしまう可能性がある上、基本的に自然には治りません。

粉瘤ができてしまった場合、手術で摘出をしましょう。

粉瘤に関する勘違い

さて、粉瘤治療でご来院される方の中には、「痛みがひどいため我慢できない、すぐに手術をしてもらえませんか」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

なぜ、そのような状態になるまで放置してしまう方がいらっしゃるのでしょうか?

粉瘤に関する勘違いには、次の3つのようなものがあります。

粉瘤を「できもの」や「ニキビ」と間違える

単なるできもの、おでき、脂肪のかたまりと考え、放置する例です。

ある日、炎症や化膿が起きてから病院に駆け込むことになりかねません。

※参考記事:粉瘤と尋常性痤瘡(ニキビ)の違い

粉瘤は自然に治るもの?

病院に行かなくても、そのうち治るだろうと気にしないかたもいらっしゃいます。

しかし、粉瘤は基本的に自然には治りません。手術で摘出をしましょう。

※参考記事:粉瘤(アテローム)手術について

粉瘤は自分で潰しても大丈夫??

自分で潰すことは避け、医療機関を受診しましょう。

ニキビのようなものだろう、気になるからと言って無理に潰したりする方もいらっしゃいます。しかし、無理に潰すと細菌が入り込み感染を招き、炎症を起こして痛みを伴うようになってしまう可能性があります。

※参考記事:炎症性(化膿性)粉瘤とは

粉瘤は多少放置しておいても大丈夫では?

繰り返しになりますが、粉瘤は基本的に自然に治らないうえ、状態が悪化して次第に大きくなっていく場合もありますので、早めの受診をおすすめします。

手術となると、傷跡が気になる方もいらっしゃると思います。
特に顔回りなど、目立つところでは、手術跡が残るのであれば、放置しておいたほうがよいかもと考えてしまう方もいらっしゃいます。

当院では粉瘤の治療に際して、くりぬき法は切開法よりも傷痕への配慮をしやすいと考えており、日帰り手術を目指すためにも、患者様の状態に対する医師の診断結果に応じて、くりぬき法をご提案することがあります。

粉瘤というのは手術的にお取りするものなので、残念ながら全く傷痕が残らないということはありえませんが、可能な限り傷痕を目立ちにくくすることを目指しています。

デリケートな箇所にできた粉瘤も、傷痕への配慮を心がけながら、治療させていただきます。

また、術前に患者様の不安を軽減できる体制を目指しておりますので、お気軽にご相談ください。

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患者様の負担軽減を目指した粉瘤手術

今回の患者様の場合は、診察結果を踏まえ、くりぬき法で手術対応をさせていただきました。

※参考記事:粉瘤(アテローム)手術について

粉瘤手術の流れ

当院ではおおよその場合、下記の手順で手術を行います。

  1. 局所麻酔
  2. くり抜き法を用いた施術
  3. 粉瘤の取出し
  4. 縫合または防水シート

それぞれ詳しく説明していきます。

極細の針を使用した局所麻酔

手術の際、痛みを気にされる方もいらっしゃいますが、当院では手術の際に、局所麻酔を行います。

注射というと苦手意識のある方がいらっしゃいますが、当院では極細の針を使用するなどの工夫をし、注射時の痛みの軽減も目指しています。
患部の状況、体調などの影響も含め、痛みの感じ方には個人差がありますが、当院では患者様のご負担を軽減すべく、痛みを感じにくい手術を目指しています。

くりぬき法を用いた手術

次に、くりぬき法ではトレパンという器具を使い、患部に差し込み穴を開けます。

粉瘤・アテロームの手術症例(耳たぶ・30代男性・2016930)2

粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き

粉瘤を丁寧に摘出

粉瘤を切開した後は、ピンセットにて粉瘤を取り出していきます。

粉瘤は取り残しがあると再発する可能性をもっています。

したがって、取り残しのないように慎重に行っていきます。

アイシークリニックの粉瘤治療

粉瘤を取り出しますと、手術前に見られた皮膚のふくらみはなくなり、小さな穴だけの状態になります。

手術後の注意点

粉瘤摘出後は、ワセリンを塗り、防水シートを貼って終了となります。

お風呂に関しては、手術当日は出血のリスクがあるため、入浴は控えていただきます。

翌日以降はシャワー浴にて石けんで傷を洗っていただいておりますが、お風呂・プールは清潔でないため、約1週間は、シャワーのみでお願いいたします。

ただし、その際少しでも異常や不安を感じた場合はすぐに当院にご連絡・ご相談ください。

術後状態確認

当院では、経過を確認するために、手術後再度ご来院いただくこともございます。

穴が開いている部分は徐々にカサブタで覆われていきます。

その後は、過度な刺激を与えないようにしてお過ごしいただき、カサブタが取れたのち、傷痕は段階的に目立ちにくくなっていきます。

粉瘤というのは手術的にお取りするものなので、残念ながら全く傷痕が残らないということはありえませんが、可能な限り傷痕を目立ちにくくすることを目指しています。

※顔周りの症例紹介はこちら:顔にできた粉瘤手術【症例画像】

粉瘤治療はアイシークリニック

アイシークリニックは日本形成外科学会認定形成外科専門医のもと、チーム体制で皮膚治療を行っております。

また、患者様のご負担を考慮し、手術中の痛みの軽減を目指しており、術後の傷跡にも細心の注意を払い治療を行うようにしております。

ご不安に感じる部分は医師が丁寧に説明いたしますので、粉瘤や脂肪腫など皮膚科治療・形成外科治療をご希望の方は是非当院へご相談ください。

監修者

  • 金沢大学医学部医学科卒業、金沢大学附属病院勤務
  • 金沢医科大学病院形成外科勤務
  • 金沢医科大学形成外科助教
  • 金沢医科大学大学院医学研究科修了、富山県立中央病院形成外科部長
  • 2018年12月よりアイシークリニック新宿院院長就任
  • 日本形成外科学会形成外科専門医、医学博士

  • 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 東京大学医学部付属病院勤務
  • 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
  • 日本整形外科学会、東日本手外科学会、末梢神経学会、日本職業・災害医学会
  • 日本整形外科学会整形外科専門医

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