粉瘤・アテロームの手術症例(鼻・40代男性・2016/4/10)

今回は鼻にできた粉瘤についてご紹介します。

画像を交えながら、来院~手術内容~術後ケアまで詳しくお伝えします。

治療の参考にしていただければ幸いです。

なお、ブログにご協力いただきました患者様に心より感謝申し上げます。

小さくても気になる粉瘤

40代男性。鼻の頭にできた粉瘤でお悩みとのことでご来院されました。

一見あまりわかりませんが、少し膨らんでおり、触ってみるとしこりのようなものが感じれらます。

患者様は、初めは気にされてなかったようです。しかし、少しずつ硬くなってきて、不安になりインターネットで調べ「粉瘤なのでは」と思いご来院されました。

やはり、診察の結果粉瘤でした。

粉瘤・アテロームの手術症例(鼻・40代男性・2016410)1

粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き

治療までの流れについてですが、診察の際、化膿している場合は、まず抗生物質を処方し、1週間ほどお飲みいただく場合もあります

その後、再度ご来院いただき、化膿が治まっていると判断した後に、手術をさせていただくこともあります。

化膿した状態で手術を行うと、出血が多くなったり、傷痕が目立ってしまうリスクがあるためです。

患者様の負担を出来る限り減らし、傷跡も目立ちにくくできることを目指し、患者様の状態に応じて治療の方法や流れを検討させていただきます。

この患者様は、炎症を起こしていなかったため、即日手術の対応を取らせていただきました。

粉瘤に関する自己判断の難しさ

粉瘤に関しての自己判断の難しさの例として、次の3つのようなものがあります。

初期の粉瘤は「できもの」や「ニキビ」と見た目が似ている

単なるできもの、ニキビ、脂肪のかたまりと考え、放置してしまう例です。

放置していると状態が悪化する可能性があるため、ある日痛みを伴い、炎症や化膿が起きてから病院に駆け込むといったことの可能性が高まります。

粉瘤(アテローム)は、は良性の表皮腫瘍ですので、ニキビや脂肪のかたまりとは別物です。

粉瘤について詳しく知りたい方はこちらをご覧下さい。

粉瘤は自然に治るもの?

粉瘤は自然には治りませんので、手術で摘出する必要があります

しかし、そのうち治るだろうと気にしない方もいらっしゃいます。

粉瘤は放置するとだんだん大きくなってしまい、最終的に手術する際は手術費用が変わってしまう可能性があります。

こちらのページに治療料金について詳しく解説してありますのでご覧ください。

粉瘤は自分で潰したら治る?

自分で潰すことは避け、医療機関で早めに受診されることをおすすめします。

気になるからと言って無理に潰したりする方もいらっしゃいます。しかし、無理に潰すと細菌が入り込み感染を招き、炎症を起こして痛みを伴うようになってしまう可能性が高くなります

粉瘤は自然に治らないうえ、放置していると状態が悪化する可能性がありますので、早めに医療機関で受診されることをおすすめします。

手術となると、傷跡が気になるかと思います。特に顔回りなど、デリケートな部分では、手術跡が残るのであれば、放置しておいたほうがよいかもと考えてしまう方もいらっしゃいます。

アイシークリニックには、日本形成外科学会認定形成外科専門医が所属しており、不安に感じる部分も丁寧にご説明させていただきます。

お問い合わせはこちら

傷跡への配慮を心がけた粉瘤手術「くりぬき法」

粉瘤は表皮嚢腫・アテロームともいいます。良性の表皮腫瘍の一つです。

アイシークリニックでは粉瘤の治療に際して、くりぬき法は切開法よりも傷跡への配慮をしやすいと考えており、日帰り手術を目指すためにも、患者様の状態を踏まえた医師の判断に応じて、くりぬき法をご提案することがあります。
※ くりぬき法を簡単にご説明しますと、皮膚に穴を開け、そこから粉瘤を取り除くという手法です。

この患者様の場合はくりぬき法で手術を行うことができました。

下記手術の流れを説明していきます。

より詳しい内容を知りたい方はこちらもご覧ください。

粉瘤手術の流れ

当院ではおおよその場合、下記の手順で手術を行っております。

  1. 局所麻酔
  2. くり抜き法を用いた施術
  3. 粉瘤の取出し
  4. 縫合または防水シート

それぞれ詳しく説明していきます。

痛みを軽減させることを目指した局所麻酔

手術の際、痛みを気にされる方がいらっしゃいます。

アイシークリニックでは、患者様の痛みにも配慮して、局所麻酔による手術を実施しています。患部の状況、体調などの影響も含め、痛みの感じ方には個人差がありますが、当院では患者様のご負担を軽減すべく、痛みを感じにくい手術を目指しています。

粉瘤・アテロームの手術症例(鼻・40代男性・2016410)2

粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き

上の写真は注射後の患部の様子です。

麻酔薬を注入した部分の皮膚が白く見えます。麻酔薬が注入された証拠です。

傷跡への配慮を心がけたくり抜き法を用いた粉瘤手術

続いて、粉瘤を摘出していきます。

粉瘤治療で用いる特殊な器具トレバンを使用します。

粉瘤のある皮膚に差し込み、小さな穴を開けてそこから粉瘤を取り出します。

トレバンを引き抜き、手で絞り出すと粉瘤が出てきますので、出来る限り、手で丁寧に絞り出していきます。

手では取り除けない部分はピンセット等を用い、取り残しのないよう慎重に行います。

術後の傷跡への配慮を心がけたアイシークリニックの粉瘤治療

下の写真は、全ての粉瘤を取り除いた後です。

この後、ワセリンを塗り、防水シートを貼って、手術は終了です。

今回の症例では、縫合の必要はありませんでした。
※ただし、症状や摘出した位置によっては縫合させていただくこともあります。

粉瘤・アテロームの手術症例(鼻・40代男性・2016410)3

粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き

手術に要する時間

大きい粉瘤であっても、手術は長くて20分程度で終了する治療を目指しています

アイシークリニックには、日本形成外科学会認定形成外科専門医が所属しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら

手術後の注意点

粉瘤摘出後は、当院での手術後は、ガーゼ、絆創膏、透明フィルムなどを貼ってご帰宅いただき、必要に応じてドラッグストアなどで絆創膏・ガーゼを購入していただきます。

術後の状況により個人差はありますが、手術の翌日からシャワーが可能な場合がありますので、術後に医師にご確認ください。

日常生活の中で、防水シートが剥がれた場合は、傷口を清潔に保つために、やさしく洗ってください。

詳しくはこちらをご覧ください。

術後状態確認

当院では、経過を確認するために、手術後再度ご来院いただくこともございます。

術後一定期間が経過すれば、ほとんどの場合は穴が開いている部分はカサブタで覆われていきます。

その後は、過度な刺激を与えないようにしてお過ごしいただき、カサブタが取れれば、段階的に傷跡は目立ちにくくなっていきます。

粉瘤治療はアイシークリニック

アイシークリニックには、日本形成外科学会認定形成外科専門医が所属しており、粉瘤、脂肪腫、耳垂裂の日帰り手術・保険診療を行なっております。
当院では粉瘤の治療に際して、くりぬき法は切開法よりも傷痕への配慮をしやすいと考えております。患者様のご負担を軽減し日帰り手術を目指すためにも、患者様の状態を踏まえて、くりぬき法をご提案することがあります。
今回のような鼻をはじめとした、顔や首などのデリケートな箇所にできた粉瘤も、傷痕への配慮を心がけた「くりぬき法」で治療が可能です。
不安に感じる部分は丁寧にご説明しますので、粉瘤(表皮嚢腫・アテローム)でお困りの方は是非一度当院へご相談ください。

監修者

  • 金沢大学医学部医学科卒業、金沢大学附属病院勤務
  • 金沢医科大学病院形成外科勤務
  • 金沢医科大学形成外科助教
  • 金沢医科大学大学院医学研究科修了、富山県立中央病院形成外科部長
  • 2018年12月よりアイシークリニック新宿院院長就任
  • 日本形成外科学会形成外科専門医、医学博士

  • 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 東京大学医学部付属病院勤務
  • 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
  • 日本整形外科学会、東日本手外科学会、末梢神経学会、日本職業・災害医学会
  • 日本整形外科学会整形外科専門医

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