粉瘤・アテロームの手術症例(ひじ・30代男性・2016/2/9)

ひじにできた粉瘤治療についてご紹介します。

画像を交えながら、来院から、手術内容、術後ケアまで詳しくお伝えいたしますので、治療の参考にしていただければ幸いです。

なお、今回ブログにご協力頂きました患者様に心より感謝申し上げます。

ひじにできてしまったおできは…粉瘤!?

30代男性。ひじにできたおできでお悩みとのことでご来院されました。

ご覧のとおり、皮膚は炎症を起こし、全体的に腫れています。

粉瘤・アテロームの手術症例(ひじ・30代男性・201629)1

粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き

初めのうちは、なにかおできのようなものができたなと思って、そのうち治ると思い気にしなかったそうです。

しかし、だんだん腫れ始め痛みも伴うようになり、治らないのではないかと思い、インターネットで調べ当院を受診されたそう。

診断結果は、粉瘤でした。

医師の診断により、日帰り手術が可能な炎症性粉瘤も

一般的には、診察の際に化膿している場合は、まず抗生物質を処方し、1週間ほどお飲みいただきます。

ただし、当院では医師の診断により、炎症性粉瘤でも、くりぬき法による粉瘤の摘出手術を行わせていただくことがあります。(ご参考:炎症性粉瘤とは? ~絶対に放置してはいけないワケ~

この患者さまの場合、炎症を起こしていましたが、医師の診断結果、日帰り手術をさせていただきました。

当院では粉瘤の治療に際して、「くりぬき法」が「切開法」よりも傷跡への配慮をしやすいと考えており、日帰り手術を目指すためにも、患者様の状態を踏まえて、くりぬき法をご提案することがあります。

粉瘤に関する、自己判断の難しさ

粉瘤か否かに関して、ご自身では判断が難しい場合があります。

粉瘤はそのまま放置すると炎症を起こして悪化してしまう場合があります。なかなか治らないできものは、早めに医療機関にご相談ください。

顔や首など、見た目が気になる部分の手術となると、傷跡が気になり躊躇されるかたもいらっしゃいますが、粉瘤は手術での摘出が必要になります。

さて、粉瘤治療でご来院される方には、「痛みがひどいため、今すぐ手術をしてほしい」とおっしゃる方がいらっしゃいます。

なぜ、そのような状態になるまで放置してしまう方がいるのでしょうか?

粉瘤に関する自己判断の難しさの理由としては、次のようなものがあります。

初期の粉瘤は、ニキビやできものと見た目が似ている

初期の粉瘤は、ニキビやいぼ、その他のおできなどと見た目が似ていますので、ご自身では判断が難しい場合があり、そのまま放置してしまう方がいらっしゃいます。

そうすると、炎症が起きてから病院に駆け込むことになってしまう可能性が高まります。

粉瘤は自然に治るもの?

粉瘤は自然に治りませんので、医療機関に早めにご相談いただき、摘出手術されることをおすすめします。

粉瘤は自分で潰しても大丈夫?

粉瘤を自分で潰すことは避け、医療機関で早めに受診されることをおすすめします。

気になるからと言って無理に潰したりすると、細菌が入り込み感染を招き、炎症を起こして痛みを伴うようになってしまうことがありえます。(参考:炎症性粉瘤とは? ~絶対に放置してはいけないワケ~

繰り返しになりますが、粉瘤は自然に治らないうえ、放置していると状態が悪化してしまう場合があるので、医療機関に早めにご相談されることをおすすめします。

アイシークリニックでは、患者様のご負担が軽くなることを目指しておりますので、不安に感じる部分も丁寧にご説明させていただきます。

当院は日本形成外科学会認定形成外科専門医が所属しておりますので、お気軽にご相談ください。

「あれ、粉瘤かも?」と思ったら…アイシークリニックへお問い合わせください

傷跡への配慮を心がけた「くり抜き法」を用いた粉瘤手術

当院ではおおよその場合、下記の手順で手術を行います。

  1. 局所麻酔
  2. くり抜き法を用いた施術
  3. 粉瘤の取出し
  4. 縫合または防水シート

それぞれ詳しく説明していきます。

極細の針を使用。痛みを軽減することを目指した局所麻酔

患者様の痛みにも配慮して、手術においては、まずは粉瘤を摘出するため、局所麻酔の注射をします。
※ さらに、極細の針を使用するなどの工夫をし、注射時の痛みの軽減も目指しています。
※ 患部の状況、体調などの影響も含め、痛みの感じ方には個人差があります。

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粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き

くりぬき法を用いた、粉瘤治療

麻酔が効いていることを確認して、次の工程へと移ります。

続いて、トレパンという粉瘤治療において使用する特殊な器具を、粉瘤のある皮膚目がけて差し込みます。

トレパンとは、写真の緑色の器具です。

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粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き

粉瘤は取り残しがあると再発する可能性を持っています。

「くりぬき法」を簡単にご説明しますと、皮膚に小さな穴を開け、そこから粉瘤を取り除くという手法です。

当院では粉瘤の治療に際して、「くりぬき法」は「切開法」よりも傷跡への配慮をしやすいと考えており、日帰り手術を目指すためにも、患者様の状態を踏まえて、くりぬき法をご提案することがあります。

アイシークリニックには、日本形成外科学会認定形成外科専門医が所属しております。
不安に感じる部分も丁寧にご説明させていただきますので、お気軽にご相談ください。

お問い合わせはこちら

術後の傷跡への配慮を心がけた治療法。アイシークリニックの粉瘤治療

アイシークリニックでは表皮腫瘍・表皮嚢腫の治療を行っております。

顔や首などデリケートな箇所にできた粉瘤も傷跡への配慮を心がけて治療を行わせていただきます。

脇の傷口の仕上がり

下の画像は、脇にあった粉瘤を取り出し終えたあとのものです。

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粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き

手術前に見られた皮膚の膨らみはなくなり、小さな穴だけの状態です。

今回の症例では、術後の縫合の必要はありませんでした。
※ただし、症状や摘出した位置によっては縫合させていただくこともあります。

手術後の注意点

粉瘤摘出後は、ガーゼを貼って終了となります。

術後の状況により個人差はありますが、手術の翌日からシャワーが可能な場合がありますので、術後に医師にご確認ください。

術後1週間ほどで再度ご来院いただき、状態確認

当院では、経過を確認するために、手術後再度ご来院いただくこともございます。

傷跡は、カサブタで覆われていったのち、その後は、過度な刺激を与えないようにしてお過ごしいただき、カサブタが取れれば、段階的に傷跡は目立ちにくくなっていきます。

粉瘤というのは手術的にお取りするものなので、残念ながら全く傷が残らないということはありえませんが、「くりぬき法」を採用することにより、可能な限り傷跡を目立ちにくくすることを目指しています。

粉瘤治療はアイシークリニック

アイシークリニックには、日本形成外科学会認定形成外科専門医が所属しており、粉瘤、脂肪腫、耳垂裂の日帰り手術・保険診療を行なっております。

当院では粉瘤の治療に際して、「くりぬき法」は「切開法」よりも傷跡への配慮をしやすいと考えております。患者様のご負担を軽減し日帰り手術を目指すためにも、患者様の状態を踏まえて、くりぬき法をご提案することがあります。

デリケートな箇所にできた粉瘤も、傷痕への配慮を心がけながら、治療させていただきます。

不安に感じる部分は丁寧にご説明しますので、粉瘤や脂肪腫など皮膚科治療・形成外科治療をご希望の方は是非当院へご相談ください。

監修者

  • 金沢大学医学部医学科卒業、金沢大学附属病院勤務
  • 金沢医科大学病院形成外科勤務
  • 金沢医科大学形成外科助教
  • 金沢医科大学大学院医学研究科修了、富山県立中央病院形成外科部長
  • 2018年12月よりアイシークリニック新宿院院長就任
  • 日本形成外科学会形成外科専門医、医学博士

  • 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 東京大学医学部付属病院勤務
  • 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
  • 日本整形外科学会、東日本手外科学会、末梢神経学会、日本職業・災害医学会
  • 日本整形外科学会整形外科専門医

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