粉瘤・アテロームの手術症例(へそ周辺・30代女性・2016/4/29)

下腹・へそ下部分にできた粉瘤の手術についてご紹介します。

画像を交えながら、来院から手術内容、術後ケアまで、わかりやすくお伝えします。

治療の参考にしていただければ幸いです。

ブログにご協力頂きました患者様に心より感謝申し上げます。

へそ周辺の気になるしこり、粉瘤を取り除きたい

30代女性の患者様。

へそ下部分に粉瘤ができ、来院されました。

表面が少し黒ずんでいます。

粉瘤・アテロームの手術症例(へそ周辺・30代女性・2016429)1

粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き

粉瘤は基本的に自然には治りません。放置しておくと炎症を起こす場合があるので、気が付いた段階で治療をすることをおすすめいたします。

一度できてしまった場合には、医療機関での手術で摘出しましょう。

粉瘤治療でご来院される方の中には、「痛みがひどいため我慢できない、すぐに手術をしてほもらえませんか」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

なぜ、そのような状態になるまで放置してしまう方がいらっしゃるのでしょうか?

粉瘤に関する勘違いには、次の3つのようなものがあります。

粉瘤を「できもの」や「ニキビ」と間違える

単なるできもの、おでき、脂肪のかたまりと考え、放置する例です。

ある日、炎症や化膿が起きてから病院に駆け込むことになりかねません。

粉瘤と類似の疾患についてはこちらをご覧ください:粉瘤とイボの違い、その他のおできについて

粉瘤は自然に治るもの?

病院に行かなくても、そのうち治るだろうと気にしないかたもいらっしゃいます。

しかし、粉瘤は基本的に自然には治りません。手術で摘出しましょう。

粉瘤の治療法について詳しくはこちらをご覧ください:粉瘤(アテローム)の治療法

粉瘤は自分で潰しても大丈夫?

自分で潰すことは避け、医療機関を受診しましょう。

ニキビのようなものだろう、気になるからと言って無理に潰したりする方もいらっしゃいます。しかし、無理に潰すと細菌が入り込み感染を招き、炎症を起こして痛みを伴うようになってしまう可能性があります。

炎症を起こした粉瘤について詳しくはこちらをご覧ください:炎症性(化膿性)粉瘤とは

繰り返しになりますが、粉瘤は自然に治らないうえ、次第に大きくなっていきますので、早めの受診をおすすめします。

手術となると、傷跡が気になる方もいらっしゃると思います。

特に顔回りなど、目立つところでは、手術跡が残るのであれば、放置しておいたほうがよいかもと考えてしまう方もいらっしゃいます。

アイシークリニックでは日本形成外科学会認定形成外科専門医のもと、手術・診察を行っており、当院では傷跡に細心の注意を払い、治療を行うようにしています。

ご不安に感じる部分もあると思いますが、担当の医師が丁寧にご説明させていただきます。

術前に患者様の不安を軽減できる体制を整えるよう努めておりますので、お気軽にご相談ください。

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アイシークリニックに電話で相談する(0120-780-194)

患者様の負担に配慮した粉瘤手術「くりぬき法」

「くりぬき法」は「切開法」よりも傷跡への配慮をしやすいと考えており、当院では日帰り手術を目指すためにも、患者様の状態を踏まえて、くりぬき法をご提案することがあります。

この患者様の場合はくりぬき法で手術を行うことができました。

手術の詳しい流れはこちらをご覧ください:粉瘤(アテローム)手術について

粉瘤手術の流れ

当院ではおおよその場合、下記の手順で手術を行います。

  1. 局所麻酔
  2. くり抜き法を用いた施術
  3. 粉瘤の取出し
  4. 縫合または防水シート

それぞれ詳しく説明していきます。

痛みの軽減を目指した治療法

当院では手術の際に、局所麻酔を行います。

注射というと苦手意識のある方がいらっしゃいますが、当院では極細の針を使用するなどの工夫をし、注射時の痛みの軽減も目指しています。
患部の状況、体調などの影響も含め、痛みの感じ方には個人差がありますが、当院では患者様のご負担を軽減すべく、痛みを感じにくい手術を目指しています。

くり抜き法を用い、患者様の負担の少ない手術を目指す

麻酔注射を行ったあと、トレパンという器具を差し込み、穴を開けます。

これをくり抜き法といい、小さく開けた穴から、粉瘤を取り出す方法です。

粉瘤・アテロームの手術症例(へそ周辺・30代女性・2016429)2

粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き粉瘤の料金や副作用、リスクに関する注意書き

トレパンを引き抜くと、粉瘤が出てきますので、手を使って中の粉瘤を絞り出します。

表面に盛り上がりがなくても、粉瘤が皮膚の中に存在しています。

さらに、ピンセットで引っ張ってみると、皮膚内の細胞にくっついています。

粉瘤は取り残しがあると再発する可能性をもっています。

したがって、取り残しのないように慎重に粉瘤を取り出し、粉瘤摘出後は、ガーゼを当てて終了です。

術後の注意点

お風呂に関しては、手術当日は出血のリスクがあるため、入浴は控えていただきます。

翌日以降はシャワー浴にて石けんで傷を洗っていただいておりますが、お風呂・プールは清潔でないため、約1週間は、シャワーのみでお願いいたします。

ただし、その際少しでも異常や不安を感じた場合はすぐに当院にご連絡・ご相談ください。

術後、傷痕は段階的に目立ちにくくなっていきます。
粉瘤というのは手術的にお取りするものなので、残念ながら全く傷痕が残らないということはありえませんが、可能な限り傷痕を目立ちにくくすることを目指しています。

お腹周りの症例についてはこちらをご覧ください:腹部にできた粉瘤手術【症例画像】

粉瘤治療はアイシークリニック

アイシークリニックは日本形成外科学会認定形成外科専門医のもと、チーム体制で皮膚治療を行っております。

また、患者様のご負担を考慮し、手術中の痛みの軽減を目指しており、術後の傷跡にも細心の注意を払い治療を行うようにしております。

ご不安に感じる部分は医師が丁寧に説明いたしますので、粉瘤や脂肪腫など皮膚科治療・形成外科治療をご希望の方は是非当院へご相談ください。

監修者

  • 金沢大学医学部医学科卒業、金沢大学附属病院勤務
  • 金沢医科大学病院形成外科勤務
  • 金沢医科大学形成外科助教
  • 金沢医科大学大学院医学研究科修了、富山県立中央病院形成外科部長
  • 2018年12月よりアイシークリニック新宿院院長就任
  • 日本形成外科学会形成外科専門医、医学博士

  • 筑波大学医学専門学群医学類卒業
  • 東京大学医学部付属病院勤務
  • 独立行政法人労働者健康安全機構 横浜労災病院勤務
  • 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院勤務を経て当院勤務
  • 日本整形外科学会、東日本手外科学会、末梢神経学会、日本職業・災害医学会
  • 日本整形外科学会整形外科専門医

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